荒木経惟の個展が5月25日から東京・六本木のタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムで開催される。
今年の春から6×7サイズのポジフィルムによるカラー写真と、日付入りのモノクローム写真の撮影を続けている荒木。カラーとモノクロの最新作を紹介する同展では、日常の風景を鏡写しのように反転させた作品が展示される。同作には、「往生」を象徴する鏡の裏側から世界を見るという想いが込められており、「死」を意識する度にその悲しみを写真を撮るエネルギーに変えてきたという荒木が初めて、「向こう側」の視点から撮影したシリーズとのこと。
なお、5月25日には同展のカタログとなる写真集が500部限定で発売される。同書の詳細は、オフィシャルサイトをチェックしよう。