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○○○はマスト!女子必携の口腔ケアグッズ

2015年05月22日 00:02  オズモール

オズモール

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夜寝る前に歯を磨いたのに、朝起きたら口の中がネバネバしたり、口臭が気になったりすることはない? そんな場合、きちんと磨けていない場所がある可能性も。正しい歯磨きに欠かせないアイテムとその使い方を、神谷町デンタルクリニック院長の高島美祐さんに教えてもらった。

「歯ブラシは、細い毛と普通の毛が2段になっているタイプがおすすめです。歯の表面、歯と歯の間、歯と歯肉の隙間の歯周ポケットのプラークコントロール(歯に付着した歯垢を減らすケア)もできるので、磨き残しを減らすことができます。毛が硬いと歯や歯茎を傷めやすいので、やわらかめか、普通の硬さのものを」(同)

正しい歯磨きのコツは、歯ブラシを軽くふわっと握り、1本1本の歯のカーブに添って小刻みに動かすこと。すべての歯をきちんと磨くには、10分くらいかける必要があるそう。毎回それほど時間をかけられないという人は、せめて夜だけでも丁寧に。口の中の細菌が最も繁殖しやすいのは、夜寝ている間なのだとか。

「十分な時間がとれないランチ後の歯磨きなどには、電動歯ブラシを使うのも一手。音波が出るものなら、正しく使えば2~3分である程度はきれいに磨けます」(同)

電動歯ブラシは力加減が難しいので、歯科医で磨き方を教わってから使うほうがいいそう。ただ、どんなに正しく歯ブラシや電動歯ブラシを使っても、歯と歯の間までは磨けないみたい。そこで歯磨きの後にプラスしたいのが “デンタルフロス”を使ったケア。

「歯と歯の間は、もともと唾液の流れが停滞してよどみやすく、唾液による自浄作用が働きにくい場所。そのうえ歯ブラシが届かないため、プラーク(歯垢)がたまりやすいのです」(同)

歯と歯の間に通すだけでは効果は不十分だそう。使い方のポイントは、デンタルフロスを歯のサイドにしっかり寄せて磨くこと。

「奥歯の間をフロスで磨くのは難しいかもしれませんが、Y字型フロスを使えば力をかけやすいはず。歯並びの問題で特に磨きにくい場所がある場合は、ピンポイントで毛先が届くタフトブラシも併用しましょう」(同)

ちなみに歯磨き粉は、泡立ちが少ないものがおすすめだとか。「泡立ちがいいと、それだけで磨いた気になって、磨き残しが増える一因に」(同) デンタルフロスやタフトブラシも併用して、磨き残しがない女子を目指して。


高島美祐
歯科医師/神谷町デンタルクリニック院長。奥羽大学歯学部卒業。東京、神奈川、大阪の歯科医院で院長、副院長を歴任し、海外でのインプラントトレーニングにも多数参加。2014年開業。日本では珍しいマイクロスコープを使った精密歯科治療も行っている。