ベライゾン・インディカー・シリーズに参戦しているジェームズ・ヒンチクリフは、18日のインディ500プラクティス走行中にクラッシュを喫し、病院へ搬送された。緊急手術を行った彼は、順調に回復へ向かっている。
フロントサスペンションのトラブルによりバランスを失い、クラッシュを喫したヒンチクリフ。SAFERチームが直ちに救出に向かい、ヒンチクリフは病院へ搬送。左大腿部を負傷しており、緊急手術が行われた。
インディ500出場は不可能となったが、ヒンチクリフは回復に向かっており、彼をクラッシュしたマシンから助けた救急チームのホルマトロSAFERチームに感謝を述べている。
「彼らにどれくらい感謝しているか言葉にできないよ。病院のドクターやスタッフも加えて、彼らは僕のヒーローだね。インディカーファンや家族、仲間のドライバーたちからのサポートも感謝しきれないよ」
「僕たちはひとつの大きなファミリーで、そのことを今日強く感じている」とヒンチクリフ。
衝突の際にサスペンションコンポーネントがコクピットを貫き、損傷を起こしたとも言われているヒンチクリフのクラッシュ。228mph以上で壁に衝突し、そのインパクトは125Gを超えるものだったようだ。
ヒンチクリフは、多くの血を失っており、彼の手術を担当したティモシー・ポウルマン医師は、彼が危険な状態であったことを認めている。
「彼は安定しており、回復するよ。病院に到着した時、彼は危険な状態だった。このような状況においてドライバーをケアーすることができるインディカーの安全対策システムは称賛されると思っているよ」とポウルマン医師はコメント。
インディ500の予選で24番手を獲得したヒンチクリフ。シュミット・ピーターソン・モータースポーツは、彼の代わりに5号車をドライブするドライバーを調査している。