ロータスのジョリオン・パーマーは、自身が金曜フリープラクティスに出走することでロマン・グロージャンが少なからず走行機会を失っているものの、懸念されるような影響には至っていないと考えている。
今年、サードドライバーとしてロータスF1チームに加入したパーマーは、2015年のすべてのグランプリとテストに帯同するとともに、金曜フリープラクティス1に「かなりの回数」参加することになっている。
彼は、4月の第3戦中国GPで初の金曜フリープラクティス1に出走すると、続くバーレーンとスペインでもグロージャンに代わってE23をドライブ。先日には、グロージャン自身も今シーズンは10回程度、FP1でシートを明け渡さなければならないだろうと語っている。
しかしパーマーは、これまでのところグロージャンが損害を被っているとは思わないと語っている。
「彼が(欠場したFP1)で何をしたかは分からないので、僕としても影響は分からない」とグロージャン。
「最後のレース(スペイン)ではパストール(・マルドナド)と接触して少しポジションを落としたが、彼はいい仕事をしていた」
「僕が金曜セッションを走ったレースは中国が7位、バーレーンが7位、スペインが8位で、それが精一杯だった」
「おそらく、スペインでは7位も可能だったと思うが、それ以上は望めなかったと思う」
「たしかに、彼はドライブできなかったからいい気分ではないだろう。それは僕も分かっている」
「でも、総じて言えば、彼も現時点では真に影響がないことを理解していると思う」
ロータスは、マルドナドにもFP1のシートを明け渡すよう要請したが、マルドナドは契約を理由に拒否していると報じられている。