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85~91年生まれの若手作家4名に光を当てる「拡散するグラフィック」展 銀座で開催

2015年05月19日 12:02  Fashionsnap.com

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1985~1991年生まれの若手作家4名に焦点を当てる「拡散するグラフィック」展が、銀座のガーディアン・ガーデンで開催される。動く印刷物を創作してアニメーションとの境界を探る小川雄太郎、漫画の紙面からはみ出すように自在なサイズ可変で空間を少女でジャックする大門光らが出展する。会期は6月8日から25日まで。

若手作家に光を当てる「拡散するグラフィック」展の画像を拡大

 今回のグラフィック展は、ガーディアン・ガーデンによる「The Second Stage at GG」シリーズの第39弾。公募展「ひとつぼ展」に続いて、若手表現者を応援するため2009年にスタートした「1_WALL」の作家の中から、これからのグラフィックの新たな潮流を感じさせる4名をグループ展という形で紹介する。
 出展作家の小川雄太郎は、人物のフォルムや動きに着目しながら描いた作品「テニス」で第8回グラフィック「1_WALL」のファイナリストに選出。動く印刷物という意図から、壁面に投影された線の形を少しずつ変えていくことでテニスの一連の動作を表現した。大門光は、一見するとどこかで見たことのあるような少女漫画のヒロインたちを、フリーハンドで会場の壁面に直接描いた「ゲンガ」で第7回グラフィック「1_WALL」のグランプリを受賞。同じく「1_WALL」の入選者で、ベクターデータによって無限の拡大縮小の中で絵の物質性を問う下野薫子、ストロークやモチーフなど対象が持つイメージから視覚伝達の速度の限界に迫る林香苗武も参加する。

■The Second Stage at GG #39「拡散するグラフィック」展 会期:2015年6月8日(月)~ 6月25日(木) 時間:11:00~19:00(日曜休館) 場所:ガーディアン・ガーデン 出展作家:小川雄太郎、下野薫子、大門光、林香苗武 オープニングパーティー:6月8日(月)7:00p.m.-8:30p.m.