ホンダはいずれF1で勝つ力のあるエンジンを作り出すと、ライバルであるメルセデスAMGハイパフォーマンス・パワートレインズのマネジングディレクター、アンディ・コーウェルが語った。
マクラーレンとホンダのパートナーシップが今季F1に帰って来たが、今のところ上位で戦える競争力を発揮しておらず、フェルナンド・アロンソもジェンソン・バトンもノーポイントのまま序盤5戦を終えた。
しかしコーウェルはホンダを侮ってはならないとBBC Sportに対してコメントした。
「彼らはマクラーレン・ホンダなのだ。世界選手権を制する能力がある」
「ホンダのアプローチ、投資、決意は恐るべきものだ」
今のレギュレーションでは、パワーユニットの開発はトークン(開発点数)によって制限されているが、この規則がホンダの障害になることはないと、コーウェルは考えている。
今年はシーズン中の開発が制限つきで許されており、メルセデスは7、フェラーリは10、ルノーは12トークンを残し、ホンダはその平均の9を使って開発を行うことができる。
2年目となる来年ホンダが使えるトークンは、他のエンジンマニュファクチャラーと同じ25であるといわれている。
「ホンダがパワーユニットのトークン規則に苦しむことはないと思う」とコーウェル。
「来年は25トークンを使える。(今年許されていた)32トークンというのはかなりの量だった。25あればすべてを変えるのに十分だ」
「彼らは信頼性の問題を解決しなければならないが、それにはトークンを使う必要はない」
「彼らは適切な仕事をしていると思う。中・長期計画で動いているのであり、今シーズンだけで勝負しようとしているわけではない。公の場で研究開発をしているのだ」