2015年05月18日 00:21 弁護士ドットコム
「大阪都構想」の是非をめぐる大阪市の住民投票が5月17日に行われた。即日開票の結果、賛成69万4844 票、反対70万5585 票で、反対票が上回り、大阪市が存続することが決まった。都構想を推進してきた橋下徹・大阪市長(大阪維新の会代表)は記者会見を開き、「(大阪都構想は)間違っていたということになるんでしょう」「僕への批判もあるし、説明不足だったと思う」と敗北宣言をした。
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住民投票で都構想が否定された場合、政界を引退することを表明していたが、今回の結果を受けて、「任期満了以降は政治家をやらない」と政界引退を明言した。将来、政治家として再登板する可能性について問われると、「ないですよ、そんなの」「僕みたいな政治家はワンポイントリリーフ、いらなくなれば交代です。僕が長くやるのは害悪です」と答えた。
この日の会見で橋下市長は終始晴れやかな表情を浮かべた。「7年半、自分なりにやれることはやったつもり。思う存分やらせていただいた」と振り返った。
会見には松井一郎・大阪府知事(大阪維新の会幹事長)も同席し、「大阪市民の皆さんに、悩ましい問題の二者択一の判断を求めました。それぞれが悩んで判断した結果だと思います」「残された任期は様々な問題解決に取り組みたい」と語った。
(弁護士ドットコムニュース)