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能×現代音楽×ファッション「能オペラ」デザイナー山縣良和が初の舞台衣装を担当

2015年05月17日 23:02  Fashionsnap.com

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(左上から)青木涼子、山縣良和、(左下から)池上英樹、馬場法子、斎藤和志 Image by: Hakuju Hall
音楽を中心とした異分野コラボレーションで知的好奇心を刺激する「アート×アート×アート」シリーズ第3弾として、「能オペラ Nopera AOI」が12月14日に開催される。主催および会場は、東京・富ヶ谷の白寿ホール。能アーティストの青木涼子などが出演し、「リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)」を手がけるファッションデザイナー山縣良和が初の舞台衣装を担当する。


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 白寿ホールの「アート×アート×アート」は、新しい音楽や芸術表現を追求しているアーティストに焦点を当て、最先端のアートシーンの在り方を模索するシリーズ。多様な芸術と出会う拠点として、世界に向けて発信するプロジェクトを目指している。第3回となる「能オペラ」は、「能」「現代音楽」「ファッション」の新たなコラボレーションで、世界の作曲家による委嘱作品を初演してきた能アーティストの青木涼子を迎える。奏者は、独創的な世界観が高い評価を得ている打楽器の池上英樹と、東京フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者の斎藤和志。第1部では委嘱作品から能の謡の作品3曲を、第2部ではフランス在住の気鋭作曲家 馬場法子による「Nopera AOI葵上」の一部を2016年のパリ公演に先駆けて発表する。
 山縣良和は、LVMHが主催するプライズに日本人デザイナーとして初めてノミネートされ、またファッションデザインの教室「ここのがっこう」を主宰し世界的なコンテストの優勝者を輩出するなど多方面で活躍している。青木涼子とは留学先だったロンドンで出会い「いつか何か一緒にできたら」と語り合っていたことから、約10年の時を経てコラボレーションが実現。山縣が初めて手がける舞台衣装についてはまだデザインが決定していないが、「演者の動きに沿いながら、伝統に新しい風を吹き込むような、今までにないものを作りたい」と構想を練っているという。
■アート×アート×アート第3回 能×現代音楽×ファッション「能オペラ Nopera AOI - 日本の伝統と最先端クリエーションとの出会い-」 開催日時:2015年12月14日(月) 18:30開場 / 19:00開演 (休憩あり) チケット:全席指定 6,000円(税込) ・Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700  10:00―18:00(火~土※祝日・休館日を除く) ・オンラインチケット予約:http://www.hakujuhall.jp/