24日に決勝レースを迎える第99回インディアナポリス500マイルレース。5日間のプラクティス走行を終え、16日には予選1日目が行われる予定だったが、降雨により17日に延期された。
午前中から不安定な天候により、予選前のプラクティス走行も時間が短縮され行われた。このプラクティス走行では、エリオ・カストロネベスが、233.473mph(38秒5482)とここまでで最速となるラップを記録。JR.ヒルデブランド(CFHレーシング)が2番手、3番手にサイモン・ペジナウ、4番手ウィル・パワー、5番手にファン・パブロ・モントーヤとチーム・ペンスキー勢が予選に向けて順調な仕上がりを披露した。
1台ごとに4ラップの走行を行いその平均速度で争うインディ500の予選方式。これまで1ラップの最速は、1996年にアリ・ルイエンダイクが記録した237.498mphで、4ラップ平均レコードもアリ・ルイエンダイク(236.986mph)と長年レコードは更新されていない。昨年のポールウイナーであるエド・カーペンターは、平均231.067mphを記録している。
予選トップバッターはデイル・コイン・レーシングのカルロス・ヒュータス。平均228.235mphを記録。続いて昨年のウイナー、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)がアタック。平均229.845mphを記録した。
続いてスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が走行を開始するも途中で雨のためイエローフラッグに。インディカーは、16日のスケジュールを17日のポールデーに延期することを決定し、走行したふたりのドライバーの記録は抹消された。
ポールデーは、8時より2グループに分けてプラクティス走行がそれぞれ20分行われ、10時から13時の間に、すべてのドライバーが1回ずつ予選アタックを行う。10番手から30番手は、そのポジションでグリッドが決定され、上位9名は13時45分から行われるポールポジションを争うファストナインに進出。その後15時より、31番手以下のドライバーにより、最後列31~33番グリッドを懸けて走行が行われる。