2015年05月16日 23:41 弁護士ドットコム
大阪都構想の是非を問う住民投票を翌日に控えた5月16日夜、予算案の採決を病欠し地元に帰ったことや、マスコミ対応のまずさなどを理由に維新の党を除名になった上西小百合衆院議員(32)が、大阪市内のトークライブハウス「ロフトプラスワンウエスト」に登場した。イベントには大勢の報道陣が詰めかけた。
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アルコールを出すライブハウスということもあり、上西議員はリラックスした調子でカシスオレンジを注文。「わたし、酒癖は悪くないですからね。わたし、お酒をたいがい飲んでも顔色も変わりませんし、態度も変わらないんで」と前置きし、「みなさん、今日はお集まりいただき、ありがとうございました。わたくし上西小百合、しっかりと頑張って参りますので、よろしくお願いします」と、カンパイの挨拶をした。集まった観客は、拍手で応じた。
上西議員は「マスコミのみなさんに『疑惑』と騒がれましたけど、それに負けずに国民の声を国会に届けるのが、わたしの責任だと思っています」と、改めて議員活動を続けることを宣言。「無所属議員は何もできないんじゃないの、みたいなコメントをされる人もいらっしゃるんですけども、わたし以外にも無所属議員はたくさんいて、日々奮闘なさっています。無所属議員だから何もできないという意見は、ちょっと短絡的で暴論だなと思っています」と、持論を展開した。
大阪都構想の住民投票が、翌17日に迫っていることもあり、会場からは「都構想についてどう思う?」という質問が飛んだ。上西議員は「これまで、都構想に関してみなさんに理解していただきたいという立場で活動してきていますし、政策が違うから党を離れたわけじゃないんで、大阪市民の皆さん方には棄権しないで投票に行ってほしいなと思います」と答えた。
さらに「橋下さんに対して怒っていないんですか?」と質問が飛ぶと、「そんなん別にわたし怒ってませんよ」「わたしね、結構サッパリしてるんですよ」と苦笑。「政治家になるきっかけを与えてくださったことに、ホント感謝しています」と述べていた。
(弁護士ドットコムニュース)