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インディ500ファストフライデーはペジナウが首位。佐藤琢磨も9番手と順調な仕上がり

2015年05月16日 12:30  AUTOSPORT web

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230.698mphを記録したサイモン・ペジナウ
24日に決勝レースを迎える第99回インディアナポリス500マイルレース。15日は、1週間に渡るプラクティス走行の総まとめとなる“ファストフライデー”が行われ、前日に続きサイモン・ペジナウ(チーム・ペンスキー)がトップスピードをマークした。佐藤琢磨(AJフォイト)は、9番手と明日からの予選に向けて順調な仕上がりを見せた。

 ファストフライデーと予選の2日間は、昨年同様にエンジン出力を40馬力アップするエクストラブーストが導入されている。各車スピードアップを果たしながら、予選に向けてセッティングを煮詰めていった。

 前日もトップだったサイモン・ペジナウは、48周を走行。230.698mph(39秒0121)でトップスピードを記録した。

「コンディションは難しかったね。最終的には暖かくなったが、天候に応じてエアロキットの反応にもいろいろな変化があったよ。チームは本当に良く働いてくれている。明日のコンディションを見極めてエアロのレベルを調整しないとね」とコメント。

 2番手はスコット・ディクソン、3番手にトニー・カナーンとチップ・ガナッシコンビが続き、4番手はホンダ勢トップのマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)、5番手はウィル・パワー(チーム・ペンスキー)、6番手にプラクティスで好調をキープしているセージ・カラム(チップ・ガナッシ)が入った。6番手のカラムまでは230mphオーバーだ。

「とても滑りやすかったよ。クラッシュすると感じていたくらいさ。明日は自分の中で最も長い5周になるだろうね。クルマは本当に、本当に速いよ。目標であるファストナインに入りたいと思っているし、週末はポールを獲得して、最も果敢なドライバーになりたいね」とカラム。

 多くのドライバーは集団走行の中で最速ラップを記録しているが、ディクソン、パワー、カラムの3人は、単独走行で230mph台を記録。予選でも上位に進出してきそうだ。

 佐藤琢磨は、38周を走行し229.808mph(39秒1632)を記録。9番手でファストフライデーを終えた。インディ500では、2011年の10番手が予選最上位の琢磨。明日からの予選では、ポールポジションを争う上位9名のファストナインに進出できるのか注目だろう。