WRC世界ラリー選手権第4戦アルゼンチンを欠場したロバート・クビカは、Mスポーツが開発を進めていた改良型フォード・フィエスタRS WRCで5月21日から開催される第5戦ポルトガルに参戦する。
元F1パイロットのクビカは今季WRCに参戦するべく、イタリアのAスタイルとタッグを組みチームを設立。開幕戦モンテカルロから第3戦メキシコまでの3戦に参戦していた。しかし、続く第4戦へのエントリーを直前に取り消し、チーム体制をより強固なものに見直すことを発表していた。
そんなクビカは来週に迫った第5戦ポルトガルで、Mスポーツが投入する改良型フォード・フィエスタRS WRCの1台をドライブすることとなった。MスポーツはAスタイルに代わり、クビカが率いるチームの支援も行うものとみられている。
なお、Mスポーツは第5戦ポルトガルに合計5台の改良型マシンを投入。クビカのほかにワークスドライバーのエルフィン・エバンスとオット・タナク、プライベーターのマーティン・プロコップ、ロレンツォ・ベルテリが改良型マシンで第5戦ポルトガルへ参戦する予定だ。