WTCC世界ツーリングカー選手権第4ラウンドは15日、ドイツのニュルブルクリンクで予選が行われ、ホセ-マリア・ロペス(シトロエンC-エリーゼWTCC)が8分37秒716というタイムでポールポジションを獲得した。
ニュルブルクリンク24時間耐久レースとの併催イベントとして、今季初めてグランプリコースとノルドシュライフェを組み合わせたコースで争われているWTCCニュルラウンド。初日のテスト走行に続いてこの日は朝から2回のプラクティスが行われたが、1回目は前夜からの雨が残りウエットに。コースアウトするマシンやスライドするマシンが多く見られたが、2回目は完全にドライに。こちらもメディ・ベナーニ(シトロエンC-エリーゼWTCC)等のクラッシュもあったが、大きなアクシデントなく午後の予選を迎えた。
24時間耐久レースのトップ30クオリファイの後、18時20分からスタートしたWTCCの予選では、ロペスがマークした8分37秒というタイムをターゲットに各車がアタックを展開していくことになる。途中、ロバート・ハフ(ラーダ・ベスタWTCC)がコース途中でストップしたり、マ・キンファ(シトロエンC-エリーゼWTCC)がクラッシュするシーンも見られた。
そんな中、ロペスのタイムを上回るマシンは現れず。2番手はずっとセバスチャン・ローブ(シトロエンC-エリーゼWTCC)がつけていたが、初日から好調のヒューゴ・バレンテ(シボレーRMLクルーズ)が終盤タイムを上げ、ロペスに続き2番手を獲得した。
ホンダ勢の最上位につけたのは、前戦ハンガリーで今季初勝利を獲得したノルベルト・ミケリス(ホンダ・シビックWTCC)。キンファが4番手、イバン・ミューラー(シトロエンC-エリーゼWTCC)が5番手という結果となった。
決勝は日曜の現地時間午前11時15分からレース1が、12時25分からレース2が、それぞれ3周で争われる。超スプリントのWTCCがノルドシュライフェでどんなレースを展開するか楽しみなところだ。