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「生物」の解剖のため用意された猫の死骸、それを弄んだ高校生たち。(米)

2015年05月15日 19:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

高校生、解剖の授業で猫の死骸を弄ぶ(画像はkfor.comのスクリーンショット)
米オクラホマ州のとある高校で、「生物」の解剖の授業で用意された猫の死骸をぬいぐるみのように扱いふざけて遊ぶ生徒たち。男子も女子もいる。2013年に撮影されたという、眉をひそめたくなるような動画が流出して波紋を広げている。

その映像が撮影されたのは、オクラホマ州オクラホマシティにある2003年創立の「Harding Charter Preparatory High School」という公立高校の理科室。ある日の「生物」の授業において、解剖用に提供された猫の死骸を生徒たちは憐れむどころか楽しそうに弄んでいた。ゲームの中で生き物を簡単に殺してきた現代の若者の心の中に、弱い者をいつくしむ気持ちがどれほどあるのだろうといった不安、あるいは嘆きの声があがっている。

同州のメディア『KFOR-TV』が伝えているところによれば、解剖を行う前に生徒らはなぜかその猫たちによるダンスパフォーマンスを開催。白衣を着た9人の生徒が1人1匹ずつ死んだ猫を両脇からつかみ、「Meow Mix」のテーマソングに合わせて揺すっては振り回し、座らせては立たせてとその死骸をやりたい放題操るのであった。

このほど彼らのそうした蛮行について、情報が動物愛護団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)の耳に入り、彼らは12日にYouTubeにその動画を投稿して抗議活動に入った。またある動物愛護団体は、「死骸とはいえ、こうした非情な若者に生身の動物を与える必要はない。プラスチック製の標本で勉強させれば十分だ」と学校のやり方を批判している。

※ 画像はkfor.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)