その映像が撮影されたのは、オクラホマ州オクラホマシティにある2003年創立の「Harding Charter Preparatory High School」という公立高校の理科室。ある日の「生物」の授業において、解剖用に提供された猫の死骸を生徒たちは憐れむどころか楽しそうに弄んでいた。ゲームの中で生き物を簡単に殺してきた現代の若者の心の中に、弱い者をいつくしむ気持ちがどれほどあるのだろうといった不安、あるいは嘆きの声があがっている。
このほど彼らのそうした蛮行について、情報が動物愛護団体PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)の耳に入り、彼らは12日にYouTubeにその動画を投稿して抗議活動に入った。またある動物愛護団体は、「死骸とはいえ、こうした非情な若者に生身の動物を与える必要はない。プラスチック製の標本で勉強させれば十分だ」と学校のやり方を批判している。