ゴールデンウィークも終わり、4月に新入園した子ども達もお弁当が始まった頃だろうか。近年の“キャラ弁”ブームで専門のレシピ本やサイトが人気となる一方で、「いじめや仲間外れに繋がる」などの理由から“キャラ弁”を禁止する保育園や幼稚園が増えているらしい。理由は異なるが、女装家タレントのマツコ・デラックスも“キャラ弁”反対派である。
5月12日放送の 『マツコの知らない世界』(TBS系)では“お弁当の世界”を特集し、ゲストに料理研究家の野上優佳子さんを招いた。彼女も“
キャラ弁”反対派ということで、『野上優佳子 (@nogami_y) ツイッター』に載せられている5歳の息子さんのお弁当の写真を見ても、キャラ弁は登場しない。理由は作り手側の意見として、ベタベタ触った食べ物をお弁当に詰めることに抵抗があるということ。食べる側としてはキャラ弁が美味しそうに見えない-との意見で、これにマツコ・デラックスも同調。野上さんはキャラ弁の顔の部分によく使われる、白飯とチーズと海苔の組み合わせが、実際に食べてみるとそんなに美味しいとは感じないと話す。マツコに至っては、「アレ(キャラ弁)を美味しいと思うようになったら、おかしな子になっちゃう気がする」と手厳しい。
そもそもマツコはお弁当に、“ビジュアルは一切要求していない”と断言。詰めてあれば何でも良いワケでは無いが、何よりも好きな白米と好物のおかずが入っていれば文句無し。さらに彩り用のプチトマトや、仕切りに使われるレタスの葉を否定していた。
野上さんがお弁当の詰め方やお気に入りの弁当箱を説明している間も、マツコは彼女が作ってきたおかずをひたすら食べ続ける。特に野菜や豆類を、“美味しい、美味しい”と口に詰め込んでいる。「誰が作ったか分かっている物を、食べる機会がなかなか無い」というマツコの言葉が切ない。
愛する我が子から「○○ちゃんのようなお弁当が食べたい!」とキャラ弁のリクエストがあれば、応えてあげたいと思う母親は多いだろう。幼児のいない家庭には縁遠い話だが、“キャラ弁”を禁止する保育園や幼稚園が増えているということは、それほどブームが過熱しているのだろうか。
(TechinsightJapan編集部 みやび)