WTCC世界ツーリングカー選手権第4ラウンドは14日、ドイツのニュルブルクリンクで木曜テスト走行が行われ、ホセ-マリア・ロペス(シトロエンCエリーゼWTCC)がトップタイムをマークした。
今季、初めてニュルブルクリンク北コースを含めたコースで開催され、大いに注目を集めているWTCCのドイツラウンド。前日の夕方には、WTCCドライバーがトラックに乗り込み、ノルドシュライフェにテントを設置しているファンに向けてパレードを実施しWTCC開催を存分にアピール。14日にはいよいよニュルブルクリンク24時間レースの走行に先立ち、午前11時30分から1時間のテスト走行がスタートした。
第3ラウンドハンガリーの前にテストも行われているWTCCの北コース走行だが、この日もセットアップを進めるべく各車がパドック脇のWTCCテントエリアからコースインした。なお今回、WTCC用の常設ピットは存在せず、走行中の作業はピットレーンとテントのみが使用されている。
一度グランプリコースに入ったマシンは、ショートカットを使い再度グランプリコースを周回しノルドシュライフェへ。一度ノルドシュライフェへ入るとさすがに周回時間が長く、スタンドで見守るファンにとっては長い“待ち時間”となった。
とは言え、ノルドシュライフェ走行中のWTCCカーはバンピーなコンディションでかなりアグレッシブな挙動を示しながら走行。時折コースを外れ土埃を上げるシーンも見られた。
1時間に渡って行われた走行では、最終的にシトロエン勢がトップ3を占めた。トップタイムをマークしたのは、昨年王者のロペス。次いでセバスチャン・ローブ、イバン・ミューラーと続いた。ロペスのタイムは8分41秒193で、ローブは8分41秒981となっている。4番手はシボレーを駆るヒューゴ・バレンテ。ホンダ勢の最上位はガブリエレ・タルキーニの5番手となった。