昨年、「永遠の独身貴族」のはずだったジョージ・クルーニーが53歳でついに結婚。お相手は17歳年下の敏腕美人弁護士、アマル・アラムディンです。
世界中の多くの女性がショックを受けたと同時に、彼女のようなスーパーウーマンなら仕方ないか、と泣く泣くジョージを諦めたのでは。この世紀の結婚をきっかけに「ジョージ・クルーニー現象」なる言葉も生まれているようです。(文:パッタナカーン山崎)
若くてピチピチの男性を選ぶのかと思いきや…
ドレイク・ベイカー氏は米ビジネス・インサイダーに、この現象について寄稿しています。進化心理学者によると、若い女性と年上の男性の組み合わせはよくあることだそうです。
なぜなら、女性の生殖能力は思春期から閉経期までなのに対して、男性の場合はもっと長く続くから。なので、女性が若者よりも財産があり精神的にも安定している年上の男性を選ぶことは、生物としての戦略なのです。
さらには「女性の社会進出」を背景とした、別の要因もあるようです。2010年に行われたスコットランドのダンディ大学、ムーア博士による研究では、経済的に自立した女性は、年上の魅力的な男性を好む傾向があることが分かりました。
博士は英国で、18歳から35歳まで男女同数の異性愛者へのオンライン調査を実施。経済力のある男性が若くて魅力的な女性を好む傾向があることは予想通りでしたが、経済力のある女性が年上の男性を好むのは想定外でした。
「経済力のある女性は、男性と同じように若くてピチピチした男性を好むのかと思っていました。女性が経済的に自立することでパートナー選びに自信を持つと、より力強い年上の男性に惹かれるんですね」
と、ムーア博士は語っています。ジョージのケースに戻ってみると、アマルはウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジ氏を弁護するなど申し分のない実力を持っています。彼女はいわゆる大物であり、世界中の男性を選べる立場にあったのです。ジョージ・クルーニーに落ち着いたのはごく自然なことだったのでしょう。
(参照)The 'George Clooney Effect' explains why younger women often pair up with older men (Business Insider )
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