トップへ

『うらめしや~、冥途のみやげ展』に北斎、暁斎、応挙らの幽霊画50点

2015年05月14日 13:10  CINRA.NET

CINRA.NET

上村松園『焔』大正7年(1918)絹本着色 東京国立博物館 Image:TNM Image Archives 9月1日~9月13日展示
『うらめしや~、冥途のみやげ展―全生庵・三遊亭圓朝 幽霊画コレクションを中心に―』が、7月22日から東京・上野の東京藝術大学大学美術館で開催される。

同展は、東京・谷中の全生庵が所蔵する明治の落語家・三遊亭圓朝ゆかりの幽霊画コレクション50点を中心とした展覧会。幽霊画に見られる「怨念」や「心残り」といった人間の感情に注目するほか、錦絵や近代日本画、能面などから日本美術史における「うらみ」の表現を探るという。

会場では、円山応挙、長沢蘆雪、曾我蕭白、歌川国芳、葛飾北斎、河鍋暁斎、月岡芳年、上村松園などの作品が展示。また、『怪談牡丹灯籠』『真景累ケ淵』といった創作落語で知られ、怪談噺を得意とした圓朝の遺品、自筆の資料、鏑木清方による肖像なども紹介される。