インディ500を3度制したエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)は、13日に行われたインディ500のプラクティス走行で、宙を舞う大クラッシュを喫した。幸いにも、カストロネベスは自力でマシンから脱出し、大きな怪我はないようだ。
24日に決勝レースが行われる今年のインディアナポリス500マイルレース。11日によりプラクティス走行が行われ、カストロネベスは前日にトップスピードをマークしていた。
13日も順調に走行を重ねていたカストロネベスだったが、1コーナー進入時にバランスを崩し、180度回転し壁に衝突。勢いは収まらず、マシンは宙を舞い裏側を向いて地面と接触し、1回転するという大クラッシュを喫した。
自力でマシンから脱出したカストロネベスは、「マシンは本当に良くて、僕は非常に恵まれていたね。あいにく何が起こったかまだ理解はできないが、ターン1でバランスを失いスピンしたんだ」
「いいニュースは、とても強い衝撃ではなくて、着地はスムーズだったんだよ。大きな事故にならなくて、とてもラッキーだったって言わないとね。事故はもっとも印象的なものだったが、とても元気に感じているよ。まだ、予選の前には木曜日と金曜日があるしね」とコメント。
インディカーは、宙に舞うエアボーンクラッシュの可能性を最小限にするために、このオフシーズンに対策を練っている。カストロネベスのクラッシュにチームオーナーのロジャー・ペンスキーも驚き、クラッシュしたシャシーを使わないと語る。
「我々はこのマシンを走らせはしないだろう。バックアップカーを使用するよ。エアボーンには驚いたが、我々は多角的に検証しないとね」