「結婚」とは「生活」であり、「お金」とは切っても切り離せない。5月12日に放送された「解決!ナイナイアンサー」(日本テレビ系)では、「結婚は愛か?金か?」というテーマで、セレブ妻たちが持論を展開した。
中でも貫禄を見せたのが、タレントの神田うのさんだ。2007年にパチンコや不動産店を経営する会社社長と結婚。派手なイメージから「結婚は金」と言いそうなイメージがあるが、番組では「結婚生活に必要なのは愛」だと言い切っている。
「事業に失敗したら愛を継続できる?」の質問にも…
それを意外に思ったのか、元政治家の杉村太蔵さんから「事業に失敗して、借金を抱えるようになったとき、今の愛が継続できますか?」と厳しい質問が飛んだ。
しかしうのさんは「できる!」と即答し、「そのほうが私の出番。なったほうが私の愛がわかると思うんですよ」と自信を見せた。だが、続けてこうも話している。
「でも、それで例えば彼がすごい卑屈になって、どうせ俺は…みたいに性格がひん曲がって過去の彼と別人になってしまったら、分からないですよ」
この発言に「だから夫婦円満のために、経済力が必要なんです」と杉村さんが追及する。杉村さんはもし自分が稼げなくなったら「私はひねくれますよ」というが、うのさんは「卑屈になる人とならない人がいるから…ウチの主人は絶対ならない」と信頼を寄せている。
うのさんが「卑屈さ」にこだわるのは、自身の経験もあるようだ。2014年9月、自身のブログに娘の弁当の写真を載せた。この中身が「松茸ご飯オニギリ」と「豚肉と人参、ズッキーニの炒め物」「松茸のホイル焼き」といったものだったため、「豪華すぎる」と炎上してしまったのだ。うのさんはこの事件を忘れられないようだ。
「世間の人は自慢と捉えるから、なんかちょっと意地悪だよねー」
「経済的に余裕がない男性って、卑屈になったりする。経済的に余裕があれば、そういう卑屈にもならないし、意地悪にもならない」
一般女性の7割「お金がないと結婚できない」
この持論にネットでは、うのさんに対して批判の声もある。「そういった見方をしている時点で見下しているよね」「ここまで嫌われている日本人もなかなかいないよ。才能だよ」というわけだ。また、性格と経済力は関係ないとする声も。
「意地悪であるかどうかは育ってきた環境の影響が原因。金を持っていようがいまいが意地悪はいる」
「大金もらって意地悪なことを言う仕事している人だっているでしょ」
しかし、意外にもこの発言には共感する声も多い。番組でうのさんは、他のセレブ妻との違いについて「自力で稼いでいる」ことや「(夫と)財布を分けている」ことを強調していたが、そうした話が支持を得ているのだろうか。
「正論だな。俺のような奴は経済のみならず全てにおいて余裕がないから特にそう」
「神田うのは自分自身もお金を稼いでいるからセレブでも嫌味ない」
「『衣食足りて礼節を知る』 『金持ち喧嘩せず』 ってやつですね」
OL向け情報サイト「オズモール」の会員女性を対象にした調査では、女性の72%が「お金がないと結婚できない」と回答。その理由の2位には「経済的にも精神的にもゆとりある生活がしたい」という声があがっている。確かに「貧すれば鈍する」という言葉もあり、人は貧乏になると利口な人でも愚かになるという。うのさんが恐れているのは、そういうことなのだろうか。
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