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『パウル・クレー だれにも ないしょ。』展に日本初公開作など約110点

2015年05月13日 12:40  CINRA.NET

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『パウル・クレー だれにも ないしょ。』展チラシビジュアル
『パウル・クレー だれにも ないしょ。』展が、7月5日から栃木・宇都宮美術館で開催される。

20世紀を代表する画家のひとりであるパウル・クレー。近年の研究によってクレー作品の中には、下塗りの層や裏側に別のイメージを意図的に「埋蔵」するなど、密かな暗号が仕掛けられたものがあることがわかっているという。

「秘密」をキーワードに6つのテーマで構成される同展。クレーの故郷であるスイス・ベルンのパウル・クレー・センターと遺族のコレクションの全面的な協力のもと、日本初公開の31点を含む94点がベルンから来日し、国内作品とあわせて約110点が展示される。

展示作品には、クレー自身が「特別クラス」とランク付けた作品40点や、「秘密」の世界に通じた存在としての子ども、奇妙な動物や天使を描いた作品などが集結。また、キャンバスの表と裏に関連のある内容を描いたとされる作品を両面が見えるように展示するほか、画中に「隠しイメージ」が埋め込まれた作品が紹介される。なお同展は、9月19日から兵庫・兵庫県立美術館に巡回する。