ルイス・ハミルトンが、メルセデスAMGとの長期におよぶ契約延長を次のモナコGPで発表するようだ。
2014年に自身2度目となるタイトルを獲得したハミルトンと所属チームであるメルセデスAMGとの現在の契約は今年2015年シーズンの末までとなっており、両者は契約延長に向けて昨シーズン終了後から本格的な交渉を行ってきた。
彼は、今年のF1マレーシアGPの後に「(メルセデスとの)交渉は99.4%のところまで来ている」と語り、その後は年間5500万ドル(66億円)で合意間近とも報じられていたが、ここ最近はハミルトンがフェラーリ入りの夢を実現させるのではないかとの報道が熱を帯びている。
しかしハミルトンは、イギリスメディアに対して、「それは事実ではない」と述べ、次のように語った。
「基本的にまったくのでたらめだ。お金が絡むほとんどの話は大体でたらめだよ」
ハミルトンは、契約がいつ決まるのかを尋ねられると、こう答えている。
「モナコで分かるよ。モナコでなんらかのニュースを届けるつもりさ」
これが事実なら、ハミルトンは過去2年、チームメイトに敗れている伝統のレースを気分良く迎えることができる。
特に昨年のモナコでは、予選でロズベルグがイエローフラッグを出したため、ハミルトンは最終アタックをかけることができず、ポール・トゥ・ウインを決められた苦い経験があり、それ以来、ふたりの関係も一気に悪化した。
なお、イギリスのDaily Mail(デイリー・メール)は、ハミルトンとチームが年間4000万ポンド(約75億円)、総額1億2000万ポンド(約225億円)で合意したのではないかと伝えている。