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W+Kからファストリに移籍したジョン ジェイが手がける初のユニクロ新作発表

2015年05月12日 22:03  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ジョン ジェイ Image by: Fashionsnap.com
ユニクロが5月12日、2015年秋冬コレクションを展示会形式で発表した。クリエイティブカンパニーW+K(ワイデン+ケネディ)の中心的人物として活躍したジョン ジェイ(John Jay)が、今年1月にファーストリテイリングに入社してから初めてのシーズン。会場では、グローバルクリエイティブ統括のジョン ジェイをはじめ、柳井正代表取締役社長も姿を見せた。

ジョン ジェイがユニクロに入社し初のコレクションの画像を拡大

 これまでパリやNYでも展示会を開催してきたユニクロだが、今シーズンの展示会は東京のみ。世界各地のメディアやジャーナリストを招き、虎ノ門ヒルズフォーラムを会場に開催した。エントランスには、2015年秋冬コレクションの代表的なスタイルを、ジョン ジェイが手がけた英語のメッセージと共に展示。「This Is LifeWear」をタイトルに、ユニクロがコンセプトに掲げる「LifeWear」について「あなたは何者で、何を信じるか、それはあなたが毎日何を着るかということだ。私達が服を作る理由はそこにある。全く新しい発想の服へ。」「私達の服は常に革新的である。高い保温性、軽量性、デザイン性を取り入れ、あなたに最高の着心地をもたらす。」「あなたの生活が常に変化するように、私達も常に進化し続ける。シンプルな服とシンプルではない発想が、あなたの生活をより良いものにする。」などと定義した。
 メインフロアでは、新作の2015年秋冬コレクションを各カテゴリーごとに展示。カイハラ製の伸縮性が高いデニム素材を使用したデニムヨガパンツや、メンズ用のヒートテックボトム、オフタートルのカシミヤニットなどが初登場。コートのように着られるフリースやフランネル、シームレスダウンなど、アウター類が充実している。イネス・ド・ラ・フレサンジュ(INES DE LA FRESSANGE PARIS)のコレクションは、40年代から60年代のクラシカルなスタイルが提案された。新作は6月から順次店頭に投入される。
 同シーズンには、新たに2つのコラボレーションコレクションが展開される。会場にサンプルの展示はなかったが、フランスのブランド「ルメール(LEMAIRE)」と取り組む「ユニクロ アンド ルメール」は、クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)とサラ-リン・トラン(Sarah-Linh Tran)がコレクションを作成している様子、フランス版「ヴォーグ(VOGUE)」の元編集長カリーヌ・ロワトフェルドと取り組むコレクションは彼女自身がコラボレーションについて語る様子が、それぞれ動画で公開された。