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服が手紙になった「ふくてがみ」製品化 6月中旬に一般発売へ

2015年05月12日 12:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「fukutegami(ふくてがみ)」(※一部デザインが変更予定) Image by: FUKU Lab.
服と手紙を組み合わせた「fukutegami(ふくてがみ)」が、クラウドファンディングサイト「READYFOR?」で目標金額の55万円の資金調達に成功し、製品化される。6月中旬に支援者への配送とともに、ウェブや店舗での一般販売がスタート。価格は1万2,000円前後が予定されている。

「ふくてがみ」が製品化の画像を拡大

 「fukutegami」は、服に手紙を書き、折り畳み郵送できる「衣服」として誕生。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科に在籍しているFUKU Lab.の横井理子の発案で、ただの"物"として消費されていると感じた服を大切な想いを伝えるための手段として活用できるよう企画された。これまで一部地域の郵便局のイベント用ユニフォームとして採用されたほか、ワークショップや展示を通じて発表。製品化を希望する声が多くあったといい、クラウドファンディングのプロジェクトを始動した。テレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」の「トレンドたまご」などメディアでも取り上げられ、注目を集めている。
 商品は岩手、京都、大阪の3工場による協力のもと、完全日本製。ポールペンで書き込むことができる便箋柄のスペースを服の内側に配置し、メッセージが外に透けず、洗濯しても文字が消えない生地を使用する。封筒型を形作る部分を首元に施し、折り畳んだ後に宛名と切手を加えるだけで郵便ポストから送ることが可能。アイテムは白一色の展開で、ボールペンと切手が付属する。取扱店舗などは今後発表される予定だ。
■「fukutegami」公式ページ