松本人志と東野幸治によるバラエティ番組『ワイドナショー』で日本の少子化問題を取り上げた。社会学者・古市憲寿さんは1970年代生まれの団塊ジュニア、「SMAP世代」に向けて対策が打てていれば人口が増えたかもしれないと持論を展開。それを受けて、松本人志が大胆な少子化問題への対策を提言した。
第11回新潮ドキュメント賞候補にもなった『絶望の国の幸福な若者たち』など、日本の若者をテーマにした本も著している社会学者の
古市憲寿さん。『ワイドナショー』(フジテレビ系)にも度々出演しており、「子どもは汚いから嫌いだが、社会に子どもは必要」、「恋愛はするがキスなど触れ合う行為が苦手」など個性的な発言で注目されてきた。
5月10日の放送ではその古市さんがゲスト出演しており、日本の少子化問題について「少子化は本当にヤバイ」「子どもが減ることは誰にとってもいいことではない」と強く関心を示した。彼は少子化対策について「本当は手遅れ」だと指摘する。1970年代生まれの団塊ジュニア、いわゆる「SMAP世代」に対策を講じて出産が増えていれば人口も増えた可能性があったが、「少子化はすぐに票に結びつかないので、政治家が本気にならなかった。政治の責任は重い」という。
経済的な理由や保育所の不足など子育て環境の問題で、若者が結婚や子作りに積極的にならないことも少子化に影響している。しかし、古市さんは「若者は“結婚はコスパが悪い”と言うが、コスパの良い結婚だってある」と結婚には前向きで、子作りに関しても「1人目を産めば2人目が欲しくなるが、1人目を産むまでのハードルが高い」のだろうと語る。
そんな中で、松本人志が「ジジイがもっと若い女性とできるようにならないとダメだ」と大胆な対策を提言した。ちなみに松本も50代で“ジジイ”の部類だという。彼の場合はまだ子育て中だが、子どもが手を離れた富裕層の“ジジイ”が若い女性と子どもを作りやすい環境に世の中が変わらないとダメな状況だという。極論で「愛人制」、「一夫多妻制」とも表現している。
さらに松本は「SMAPは5人中で4人が結婚していない。全員が結婚していたら何か変わるんちゃうかなという気がする…SMAPにも問題はあるな~」「SMAPが結婚しないと嵐もしないやろ」と突飛なことを言い出した。「それはジャニーズの問題だ」、「彼らもまだモテたいのではないか?」と周囲から突っ込まれると、「結婚したからファンをやめるというのがおかしい。私にもまだお鉢が回るということから“一夫多妻制”にもつながる」と主張し続けた。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)