プラダ財団(Fondazione Prada)のアート施設が5月9日ミラノにオープンした。施設内には「ダージリン急行」や「グランド・ブタペスト・ホテル」などを手がけた映画監督ウェス・アンダーソン(Wes Anderson)がデザインしたバー「Bar Luce」が併設されている。
プラダ財団が新施設オープンの画像を拡大 新たにオープンした「Fondazione Prada Milano」は、プラダのオーナー兼デザイナーのミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)と夫で実業家のパトリッツィオ・ベルテッリ(Patrizio Bertelli)が共同代表を務めるプラダ財団の芸術施設。ミラノはヴェネツィアに次いで2館目となり、今後コンテンポラリーアートなど様々な展覧会を企画、展示していく。1910年代に醸造所として使用されていた建物を世界的建築家レム・コールハース(Rem Koolhaas)の建築事務所OMAが改築し、1万9,000平方メートルの敷地にはアートギャラリーやキッズルームが併設。ウェス・アンダーソンがデザインを手がけたバーには、ジュークボックスやピンボールマシーンなどが設置され、内装は50年代のイタリアからインスピレーションを得た。同氏は「ここは食べたり、飲んだり、おしゃべりしたり、読書を楽しんだり、映画のセットにも使える空間です。自由気ままな午後のひとときを過ごす、というテーマでこのバーをデザインしました」とコメント。「Bar Luce」は午前9時から午後10時まで営業し、繁華街のオロビア通りにも近くバーだけの利用もできるという。
■ Fondazione Prada MILAN住所:LARGO ISARCO, 2 20139 MILANO入場料:€10
公式サイト