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料理の味をUP!自家製・塩レモンの作り方

2015年05月10日 00:02  オズモール

オズモール

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平日は時間がないから簡単!さくっと!が料理のキーワードになってしまうけど、週末だからこそ、丁寧につくった”おつまみごはん”で彼と家飲みを楽しんでみませんか? 

いつもよりちょっと手間をかけ、食材に向きあい、基本のだしから丁寧につくった”おつまみごはん”は、お腹だけじゃなくて、心を満たし、さらに彼との距離も縮める“しあわせごはん”。

今回は、そんな”しあわせごはん”を、もっとまあるく、おいしくしてくれる万能調味料の自家製レシピをご紹介。毎日ビンをゆらす、ちょっとした時間が心を満たしてくれるから不思議。正直手間はかかるけど、出来上がりまでの過程とともに楽しんで作ってみよう。WEB連載「ふみえ食堂」で人気を集める料理家・金子ふみえさんがおすすすめする調味料2種を教えてもらった。

【今回学ぶ、自家製・調味料レシピ】
1・塩レモン
2・実山椒の白ワインビネガー漬け

※タイトル写真は「塩レモン」イメージです

◆万能調味料1)レモンと塩だけ!モロッコ生まれの発酵調味料「塩レモン」で料理をまろやかに仕上げよう


レモンを塩に漬けて発酵させた、モロッコ生まれの調味料。レモンの爽やかさはそのままに、フレッシュなレモンとは違った、まろやかな風味を楽しめる。

■材料
・無農薬レモン・・大3個(約500g)
・塩……・大さじ4(レモンの重量の10%)

■作り方
【1】レモンは皮をよく洗い、しっかり水気を拭く。両端を切り落とし、縦8等分のくし形に切る。
【2】熱湯殺菌をしたビンにレモンと塩を入れる。
【3】冷暗所に置き、1日1回ビンを逆さにしたり上下左右に振ってレモンから出た水分を全体に回して塩を溶かす。3日たって水分がレモンの8分目まで達しない場合は、レモン汁(分量外)をレモンの9分目まで加える。
【4】最初の1カ月は毎日、その後は3日に1度、ビンを振る。1カ月後から食べられるが、長く置けば置くほど、塩がなじんでまろやかな味わいになる。

■料理ポイント
・レモンを選ぶ際は、皮ごと漬け込むので、無農薬のものを選ぶといい。
・保存は、冷暗所で半年を目安にして。ただし、暑い季節は冷蔵庫で保存を。

■料理へのアレンジアイデア
・漬け込んだレモンの実はレモンの風味がついた塩というイメージで、スライスやみじん切りにして、塩と同様の感覚で使える。
・漬け汁は、レモン酢替わりに、ドレッシングなどに使うと便利。
・魚介のマリネやチキンの蒸し焼き、またハーブと一緒にスープ料理などに使うのもおすすめ。


◆万能調味料2)独特の風味と爽やかな辛みが料理のアクセントになる「実山椒の白ワインビネガー漬け」


爽やかな辛さの実山椒は、新緑の季節の贈り物。ビネガー漬けにすることで、まろやかな風味が加わって、多彩な料理アレンジが可能に。いつもの料理にちょっとプラスするだけで、オリジナルな一皿も簡単にできるので、常備しておくと重宝する。

■材料
・実山椒(枝付き)・50g
A白ワインビネガー・100ml
Aきび砂糖…・・大さじ1
A天然塩……小さじ1

■作り方
【1】実山椒は、枝からはずして水洗いし、たっぷりのお湯で6~7分、強めの中火でゆでて、水につける。何度か水を替えながら、1時間ほど水にさらして。※実山椒のゆであがり目安は、指の腹でつぶれるくらいの固さ
【2】ほうろう鍋またはステンレス鍋にAの材料を入れて、砂糖を煮溶かし、冷ます。
【3】実山椒は、水気を切り、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ったあと、熱湯消毒した保存ビンに入れて、冷ました【2】を注ぎ入れ、2~3日漬ける。

■料理ポイント
・実山椒はアクが強いので、しっかりと処理をすることが大切。
・冷蔵庫で1年ほど保存可能。ただし、使う際は清潔なスプーンを使用して雑菌が入るのを防いで。

■料理へのアレンジアイデア
・チキンと相性がいいので、白ワイン煮込みなどに入れると味がグッとしまって◎。
・ビネガー漬けの実山椒を少々と漬け汁をオリーブオイルと混ぜると、シンプルなドレッシングに。根菜のサラダや魚介のサラダにおすすめ。
・実山椒の白ワインビネガー漬けと、焼いたシイタケやエノキ茸などと和えるだけで、おいしい箸休めのひと品に。