トップへ

シャネルが韓国の民族衣装を再考 モダンな現代服に <16年クルーズコレクション>

2015年05月08日 18:13  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

コレクションのラストルック Image by: CHANEL
「シャネル(CHANEL)」が、ソウルの東大門デザインプラザで2015-16年クルーズコレクションを発表した。「シャネル」のグローバルショーがソウルで開かれるのは今回が初めて。朝鮮半島の民族衣装を再解釈し、モダンで軽やかに生まれ変わった"シャネルの韓服"が、ザハ ハディドが設計した近未来的な空間を彩った。

【画像を拡大】

 「韓服」は日本では女性用のチマ・チョゴリが有名で、韓国では日本の和服に相当する民族衣装。近年では韓服を現代生活の中で手軽に着られるようにアレンジした「生活韓服」なども登場しているという。カール・ラガーフェルドは、様々な種類からなる「韓服」をモチーフに前衛的なシルエットを創出。チマ・チョゴリのようにウェストラインが高くゆったりとしたイブニングドレスや、「チョガッポ」と呼ばれるパッチワークを彷佛とさせる生地を重ね合わせたドレス、韓国で昔から多く使われる「五方色」にヒントを得た幾何学プリントのセットアップが登場。また、カチェと呼ばれる人毛の編み髪をのせる韓国の伝統的なヘアスタイルが用いられるなど、ショーを通して韓国の伝統を反映させた。
 会場にはジゼル・ブチャンやクリステン スチュワートらに加え、ソウルでの開催ということもあり、BIG BANGのG-DRAGON、韓国人俳優イ ジョンソクなど韓流スターが多数来場。日本からは安室奈美恵や小松菜奈が招待され、アフターパーティーでは新ウェブプロジェクト「アウトサイド シャネル(OUTSIDE CHANEL)」にも起用されたマドモアゼル ユリアがDJパフォーマンスを披露した。
【全ルック】CHANEL 2015-16年クルーズコレクション