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シトロエン、DS3 WRCのフロントエンドを改良しカラーリングを変更

2015年05月08日 14:00  AUTOSPORT web

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フロントエンドが改良され、カラーリングが変更されたシトロエンDS3 WRC
シトロエンは、WRC世界ラリー選手権に投入しているシトロエンDS3 WRCを改良し、カラーリングも変更した新型DS3 WRCの画像を公開した。この新型マシンは5月21日~24日に開催されるWRC第5戦ポルトガルに投入される。

 シトロエンは4月23日~26日に行われたWRC第4戦アルゼンチンで、2012年のラリー・フィンランド以来となる1-2フィニッシュを達成。マニュファクチャーランキングでも、首位フォルクスワーゲンから18点差の2番手に浮上している。

 そんなシトロエンは第5戦ポルトガルに向けて、マシンのアップデートを実施。より多くのダウンフォースを得ると同時にドラッグを低減させるべく、フロントエンドのバンパーとウイングが改良されている。

 チームに所属するマッズ・オストベルグとクリス・ミークは、先月ポルトガルで新型マシンのテスト走行を行っており、ミークは「新型DS3 WRCはフロントのダウンフォースが明らかに増えている。これは素晴らしいことだ」と感想を語っている。

「シーズン初めに新型エンジンとパドルシフトが投入され、今度は新しいフロントエンドが投入された。僕たちは着実に前進しているよ」

 シトロエン・モータスポーツ代表のイブ・マトンは、「2011年に現在の規則が導入されて以来、私たちはマシン開発の手を緩めたことはない」とコメント。

「私たちが今シーズンにDS3 WRCへ施したアップグレードは、マシンがホモロゲートされて以来もっとも重大な変更だ」

「これらのアップグレードは、チームの働きが実を結んだ結果だ。ラリー・アルゼンティーナで1-2フィニッシュしたことで、チームのモチベーションが更に高まっている」

 この新型DS3 WRCはマシンカラーリングも、第4戦まで使われていた白を基調としたデザインから、ブラックとグレーを取り入れた精悍なものへ変更された。また、ルーフとサイドミラーのカラーリングは、ワークスチームから参戦する3名のドライバーそれぞれに異なるカラーが採用されている。