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スマホの使いすぎによる血行不良を改善!

2015年05月08日 00:02  オズモール

オズモール

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スマホを使うようになって、プチ不調を感じることが増えていない? 「長時間同じ姿勢でスマホをいじっていて、上半身を動かさないでいると、肋間筋や横隔膜がこり固まってしまうことが。その結果、呼吸が浅くなっている可能性があります」とアンチエイジングデザイナーの村木宏衣さんは言う。

「呼吸は肺だけでするものではなく、肋骨のまわりにある肋間筋や、その奥の横隔膜も使ってするもの。これらの筋肉がこり固まると、肩や首の筋肉を使って本来よりも浅い呼吸をすることに。肺に取り込める酸素の量が減ってしまうので、その結果、全身の血のめぐりが悪くなり、冷え、むくみ、疲れ、こりなどの不調を招く要因になります」(同)

鏡を見ながらゆっくり呼吸してみよう。息を鼻から吸ったとき、肩が上がるようなら、肋間筋や横隔膜がうまく使えていない可能性も。深い呼吸がきちんとできている人は、息を吸ったとき、胸は前に、脇は横に広がるそう。右手を胸の上に、左手を左脇に当てて呼吸すると、その動きを感じることができる。

「胸や脇がまったく動かない…という女子も心配しないで。肋骨のまわりの筋肉をほぐすマッサージをすることで、深い呼吸をしやすくなります。簡単なのでいつでも時間のあるときに行ってみてください」(同)


◆肋骨のまわりの筋肉をほぐすマッサージ

●胸をさする
(1)右の手のひらの胸の中央に置いて、肋骨に添って左脇に向かって3回スライドさせる
(2)次に、左の手のひらも同様に、胸の中央から右脇に向かって3回スライドさせる

●脇をさする
(1)両方の手のひらを脇腹の位置に置く
(2)胸の高さまで、下から上に向かって3回スライドさせる


このように胸や脇をさすると、スマホでこりやすい肋骨まわりの筋肉の緊張がほぐれて、横隔膜の動きもよくなるのだとか。

「朝に行えば一日元気に過ごせますし、緊張するプレゼンの前などに行えばリラックスできます。深い呼吸は副交感神経を優位にさせるため、夜寝る前に行えば眠りの質もよくなります」(同)

スマホの使いすぎで体調がイマイチ…と感じたら、肋骨をほぐすマッサージを取り入れて深い呼吸を心がけてみよう。




村木宏衣
アンチエイジングデザイナー。西洋医学、東洋医学、骨格矯正、身体調整法などの要素を取り入れたエステティックサロン「スタイルM」(東京・渋谷区)代表。体の深部に働きかける独自の美容メソッドと技術を構築。家で実践できるサロンテクニックの指導も行っている。著書に『顔筋整骨パーフェクトビューティ』(主婦の友社)などがある。5月8日、銀座に「スタイルM」姉妹店「アチェby style m」をオープン。