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玉木宏が広瀬アリスと怪奇事件に挑む、島田荘司「御手洗潔シリーズ」が映画化

2015年05月07日 13:10  CINRA.NET

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左から御手洗潔役の玉木宏、小川みゆき役の広瀬アリス ©映画「星籠の海」製作委員会
島田荘司の小説『星籠の海』が映画化。2016年に全国で公開される。

『星籠の海』は、天才探偵・御手洗潔の活躍を描く島田荘司の小説「御手洗潔シリーズ」の最新作。島田が「天才探偵・御手洗潔が国内の事件を解決する最後の作品」と語る作品で、島田の故郷である広島・福山が物語の舞台となっている。

今回の映画化は5年前から企画されており、原作をもとに監督の和泉聖治と島田が新たな構成を考案したという。6時間ごとに潮の満ち引きが繰り返される瀬戸内海にある「次々と死体が流れ着く島」に興味を覚えた御手洗が、難解な事件に巻き込まれていく様が描かれるとのこと。

主人公の御手洗を演じるのは、原作の映像化に際して島田が出演を熱望したという玉木宏。玉木は今年3月に放送されたドラマ『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』でも御手洗役を演じている。また、映画版オリジナルキャラクターの小川みゆき役に広瀬アリスがキャスティング。広瀬が演じるのは、劇中で小説家・石岡和己が書く「御手洗潔シリーズ」の担当になるべく数々の怪奇事件を持ち込み、御手洗とともに福山へ向かう、という役どころだ。さらに、石田ひかり、小倉久寛、要潤、谷村美月、吉田栄作らが脇を固める。メガホンをとるのは、『相棒』シリーズで知られる和泉聖治。

■玉木宏のコメント
ミタライシリーズ最新作のスケールの大きさが、福山ロケなどで表現できたら、すごく見応えのある映画になると思っています。難しいのは、膨大なセリフと戦わなくてはいけないことです。でも、登場人物の中でたった一人、事件を解決していくキャラクターなので、すごく心地良いです。楽しみながら演じています。是非、ご期待下さい。

■広瀬アリスのコメント
映画「星籠の海 探偵ミタライの事件簿」の映画オリジナルキャラクターが、本当に自分でいいのかという気持ちがまだ大きいです。クランクインしてから、数日が経ちました。現場のチームワークが本当によくてお芝居がしやすい環境でカメラの前に立たせて頂いております。
原作が、「御手洗シリーズ」の大人気作家・島田荘司さん、監督が「相棒」シリーズの和泉聖治監督と、とても大きな現場に、参加させて頂けるだけで大きなことだと思っています。
広瀬アリスといったら映画「星籠の海 探偵ミタライの事件簿」だよねと思っていただけるように、エネルギッシュで元気なみゆき役を精一杯演じたいと思っています。微力ながらがんばります。

■島田荘司のコメント
あの御手洗潔が、いよいよ映画館の大スクリーンに登場、興奮しますね。
長年原作ファンでいて下さった方々、そして私自身にとっても、これは悲願でしたからね。みんなで祝杯をあげたい気分です。
理想的な御手洗さん役者・玉木さんとも出逢えたし、原作にとって最も幸福なかたちになりました。

■和泉聖治監督のコメント
極上のミステリーでありエンターテインメントである御手洗シリーズを、これから料理できるのかと 思うと、今とても心が躍っています。人とは全く発想、着眼点が違う天才・御手洗潔をどう撮っていくか腕が鳴りますし、玉木さんは御手洗に対して非常に情熱やアイディアをもっているので、二人で挑みたいと思います。原作をグッと凝縮させつつ、歴史ロマンを感じる福山、そして瀬戸内海を舞台に大きなスケールで活躍する御手洗を描きます。