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彼の実家を初訪問!好印象を与えるマナー

2015年05月07日 00:02  オズモール

オズモール

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初めて彼の実家へお呼ばれしたとき、どんなふうに振るまったらいいの? 「初対面の印象はとても大事です。その後、彼のご両親との関係をきちんと築いていくためにも、基本のマナーは頭に入れておきましょう」とアドバイスをくれたのはマナーデザイナーの岩下宣子さん。

大事なシーンで恥をかくことのないように、次の訪問のマナーを覚えておいて。


◆訪問前に気を付けたいこと

●事前に電話で相手の都合を確認する
アポイントは彼にお願いしてもいいけれど、きちんと時間を確定してもらうのがベター。相手から食事の誘いがない場合は、食事の時間帯を避けたほうが◎

●手土産は前日に用意する
間に合わせの印象を与えてしまうので、手土産を訪問先の近所で買うのはNG。予算は2千~3千円ほどの菓子折りがベスト。

●予定時刻の5分後に訪問する
当日は時間に遅れないように余裕を持って家を出て。ただし約束の時間より早く到着してしまうと相手をあわてさせてしまうので、予定の時間の5分後の到着をめざして。

◆訪問当日の玄関先での振るまい

●チャイムを鳴らす前に身だしなみを
洋服や髪に乱れがないかチェック。コートを着ていたらここで脱ぐのが鉄則。裏返しにたたみ、腕にきちんとかけて。ジャケットなどの上着は脱がなくてOK。

●玄関口での挨拶は簡単に
相手がドアをあけてくれたら玄関に入る。玄関では「はじめまして。○○と申します」など簡単に挨拶を。正式なあいさつは部屋に通されてからと心得て。

●靴を脱ぐときは体の向きに注意
家の中へとすすめられたら、前方を向いたまま靴を脱いで上がる。そのあと、相手にお尻を向けないように注意しながら、靴のほうに振り返り、床にひざをついて靴を揃えて。家の人の靴と反対側の隅に置いておこう。

●コート類は手早く畳んで
コート類は裏返してさっと畳み、玄関を上がった廊下の端に置く。「お預かりします」と言われたら、そのまま相手に渡そう。

洋室に通されたら、「お招きいただきありがとうございます」と笑顔で伝え、座る前に手土産を渡して。このとき、紙袋から出して渡すこと。和室の場合は、座布団下座側にきちんと正座で座り、あいさつをしてから手土産を渡すのがマナー。立ったまま話をするのは失礼にあたるので気を付けて。

完璧にできれば百点満点だけど、失敗してしまったら素直に謝り、あまり気にせずに。笑顔で明るく振るまえば、好印象につながるはずだから。




岩下宣子
全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流小笠原清信氏のもとでマナーを学び、1985年、現代礼法研究所を設立。マナーデザイナーとして、企業、学校、商工会議所、公共団体などでマナーの指導、研修、講演と執筆活動を行う。著書は『マナーのすべてがわかる便利手帳』(ナツメ社)、『美しいマナー あなたの魅力を演出する』(PHP研究所)、『贈るマナー贈られるマナー これでOK』(小学館)ほか多数。