マクラーレン・ホンダが、今週末のF1スペインGPから使用する新カラーリングを発表した。
すでにチームは、これまで使っていたシルバークロームをやめて「ダイナミックで獰猛なグラファイト・グレー」を採用すると発表していた。新たなカラーリングは、昼間のレースはもちろん、トワイライトレースやナイトレースの照明を浴びたときの効果まで考えられている。
今季から伝説のタッグ「マクラーレン・ホンダ」が復活とあって、マシンのカラーリングがどうなるのか注目を集めていたが、最初に披露されたものは従来のイメージを踏襲したままで、一部のファンからは失望の声が挙がっていた。
マクラーレン・グループ会長のロン・デニスは、以前からシーズン中のカラーリング変更に言及。「いずれはカラーリングが変わるだろう。だが、それには理由が必要だ。もっと美しくするため、というのは十分な理由にならない。いつとは言えないが、変わるのは間違いない。心配しないでほしい」と語っていた。
マクラーレンとマールボロのパートナーシップが終わり、1997年から続いていたシルバーを基調としたイメージが、ついに変更されたことになる。
デニスはカラーリングの変更について「美学的な理由というより、商業的な理由」で行うと発言していたが、新たなスポンサーは追加されていないようだ。