5月3日にインディアナポリス・モータースピードウェイで行われたインディカー公式テストで、シボレーはインディ500から使用するスーパースピードウェイ用のエアロキットを発表した。
4月末にホンダが先にスーパースピードウェイ用のエアロキットを発表していたが、ロード・ストリートと同じくシボレーが発表したスーパースピードウェイ用のエアロキットも、ホンダとは大きく異なるデザインとなった。
「スピードウェイ用の構成は、十分なダウンフォースを維持しながら、より高速走行を可能とするため空気抵抗を減らすところに重点を置いた」とシボレーのインディカー・プログラム・マネージャーを務めるクリス・ベルベは語る。
「かつてはエンジンパフォーマンスと共に、ダウンフォースやドラッグの適切な組み合わせを開発することで革新的なデザインは生まれている」
シボレーのスーパースピードウェイ用のエアロキットは、ユニークなデザインのフロントウイングを採用。ドラッグを最小限にし、フロントタイヤまわりの空気の流れを向上、さらにラジエーターの入り口に空気を導き冷却を支援する。
エンジンカバーとサイドポッドは、追加のクローズアウトパネルを除いて、ロード・ストリートコース用のエアロとほぼ同じだ。インディ500バージョンでは、低質量のリアウイングが採用されている。
3日に行われた公式テストでは、シボレーのエンジンとエアロキットを使うチーム・ペンスキーのファン・パブロ・モントーヤがトップタイムをマークしている。
インディ500は11日よりプラクティス走行が行われ、24日に決勝レースが行われる予定だ。