キャリコネニュースが4月30日に配信した記事「めざましテレビの履歴書特集が『難癖レベル』」にネット上で大きな反響が寄せられた。
記事では、28日放送の情報番組「めざましテレビ」(フジテレビ系)の履歴書特集を紹介。企業の人事担当者が就活生の履歴書に「性別を囲む丸印が汚い」「写真がずれている」と細かすぎる注文をつける様子に対し、ネットで批判が出ていることを伝えた。
「文句言ってるヤツはブッチギリのバカ」
この記事に対して、mixiニュースでは1000件以上のコメントが寄せられた。意外なことに番組に登場した採用担当者を擁護し、ネットの批判に反論する声が相次いだ。
「その会社に入りたいって気持ちがあったら、(写真は)きれいに貼るでしょ?」
「履歴書すらちゃんとした物を提出できない人って、仕事でも絶対にテキトーやりそう」
「内容以前の『事に取り組む姿勢』の問題」
書き方からは「本人の気質」が見えてくるので、雑な書き方は「細かいことに注意しない」人間とみなされるという声も。
仮に細かい注文が「どうでもいい」ものであるとしても、これにこだわれない人間は「果たしてお客様とビジネスができるのだろうか」という苦言も出る。
「これを難癖と言う人間の気は知れない」
「文句言ってるヤツはブッチギリのバカ」
些細なズレで排除された人の中には、ユニークな内容を書いた人がいたかもしれない。読まれずに「お祈り」されたとしても、そこは割り切るしかないのだろう。
このほか、細かすぎるチェックは生産的とはいえないものの、大企業では応募者が多数にのぼるので仕方がないという人もいた。「落とすための試験面接なのだから、どうでもいいことにまでダメ出しするのは当然」というわけだ。
「履歴書なんてPCで作ればいい」という声も
しかし、記事の内容に同意するコメントもないこともない。mixiニュースでも、
「細かいところに異様にこだわってる会社は、形にこだわって中身が無いかもと思う」
「どうでもいいことにこだわって全体の効率を低下させるのはジャップの大きな特徴w」
というコメントが一部寄せられていた。テレビに映った採用担当者の添削の字を「知性のかけらもないひどい文字」と酷評する人も。ツイッターでも「個人的には履歴書なんてPCで作ればいいと思っています。事務能力を見たいのでなければ」という意見がある。
最近では仕事をしていても、文字を書く機会は大分減っている。書類や企画書だけでなく、会議のメモもPCで、という人は少なくない。それならいっそのこと就活生に多大な負担を強いる手書きの履歴書は廃止してもいいのではないか。
配信先のBLOGOSのコメント欄では「封筒貼りの内職でも募集してんのか?」という揶揄のほか、番組にワタミの人事が出ていたことにツッコミを入れる人も。「労働基準法には大雑把な企業が、履歴書の細かい部分を指摘するとかどんな冗談だよ」という書き込みも寄せられていた。
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