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DTM:アウディが開幕ラウンドを制圧。日曜日の第2戦はマティアス・エクストロームが制す

2015年05月04日 00:30  AUTOSPORT web

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マティアス・エクストローム(アウディRS5 DTM)とエドアルド・モルタラ(アウディRS5 DTM)
DTMドイツツーリングカー選手権は3日、ホッケンハイムリンクで第2戦の予選と決勝が行われ、マティアス・エクストローム(アウディRS5 DTM)が優勝。週末に行われた2レースともにアウディ陣営が勝利を挙げる形となった。

 DTMでは今季から、週末2レース制を採用。土曜日に行われた第1戦は、予選・決勝ともにドライコンディションだったが、第2戦が行われる日曜日は、前夜からの雨により、朝のウォームアップ走行(15分間)からウェットコンディションに。ただ、その後行われた予選では徐々に路面が回復し、終了間際にはスリックタイヤでのアタックが行われる展開となった。

 目まぐるしくトップが入れ替わっていった予選でポールポジションを獲得したのは、マイク・ロッケンフェラー(アウディRS5 DTM)。2番手にミゲル・モリーナ(アウディRS5 DTM)が続き、3番手にエクストロームと、アウディ勢が予選トップ3を独占した。ただし、モリーナに関しては土曜日の決勝で受けたペナルティのため3グリッド降格に。これに伴って、エクストロームがフロントロウからのスタートとなった。なお、日曜日のレースは土曜日とややフォーマットが異なり、60分+1周で展開。また、1回のタイヤ交換が義務付けられている。

 迎えた第2戦は乾いた路面のもとでスタート。3番グリッドのマルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM)がオープニングラップで首位を奪うが、エクストロームは4周目にウィットマンを攻略して首位に。後続を引き離すハイペースで周回を重ねていった。

 そんな中、コースには小雨がぱらつきはじめ、本格的な降雨へと変化していく。首位のエクストロームは、後続に対して5秒ほどの差をつけ、残り40分弱というところでピットへと向かう。これにより、首位を一時的にエドアルド・モルタラ(アウディRS5 DTM)に譲ることとなるが、すぐにエクストロームがポジションを奪還。レース後半の展開も支配し、最後は2位に対して7秒の差をつけて優勝を飾った。

 2位にはモルタラが入り、開幕ラウンドを終えたポイントランキングのリーダーとなった。また、3位にはゲイリー・パフェット(メルセデスAMG C63 DTM)が続いている。

 パフェットは、予選で8番手タイムをマークするも、予選中にDRSを作動させないようにするためのスペーサーがマシンに装着されていなかったとして、グリッド最後方からのスタートに。ただ、ウエット路面で素晴らしい追い上げを見せ、モルタラに対して僅かコンマ8秒の差で3位表彰台を獲得した。また、マルティン・トムジク(BMW M4 DTM)が4位に入り、BMW陣営の最上位となっている。

 DTMの第2ラウンドは、5月30日~31日にラウジッツリンクで開催される。