2015年スーパーGT第2戦富士の決勝で、GT300クラスで優勝したGAINER TANAX GT-Rのアンドレ・クートと千代勝正、富田竜一郎が今回のレースを振り返った。
●GT300クラス 優勝/GAINER TANAX GT-R
アンドレ・クート
僕らにとっては、すごく良いレースだった。とても嬉しい、パーフェクトな1日になったね。チームメイトの千代選手、富田選手にも非常に感謝している。3人のチームワークがバッチリだったので、この結果が出たのだと思っている。チームや、応援してくれた皆さんのおかげだね。
最後のスティントで、クルマのフロントにデブリがくっついてきた。にも関わらずクルマの調子は良く、ダウンフォースもちょうどよかったんだ。
千代勝正(GAINER TANAX GT-R)
チームとしても、ゲイナーの2台が表彰台に乗ることができて、最高の結果です。自分としては、すごく嬉しく感じています。GT-Rをオフから開発し続けてくれたニスモの開発陣営だったり、GT3担当の皆さんに、感謝したいです。作戦も完璧で、クート選手も凄く助けてくれて、チームワークも素晴らしかった。クルマもタイヤも良かったですから、本当に皆さんに助けられた優勝だったと思います。
クート選手がライバルより早めにピットインしたことで、給油時間を少し稼ぐことができました。それで、全チームのピットインが終わった段階でトップに立つことができた。ただ、ずっと脅威に感じていた3号車(B-MAX NDDP GT-R)のペースが良いことは分かっていました。彼らが僕らよりも後に最初のピットインをするということは、自分たちの最後の給油時間が3号車よりも長くなるということは聞いていたんで、絶対にギャップを縮められないように、ペースを保ちました。凄くタフなレースでしたけど、その中でペースを落とさずに走ることができて、最後は運も良くて勝つことができました。
富田竜一郎
ふたりのドライバーの力が本当に高いところにあって、チームとしての力も、他に比べてすごくまとまっていると思う。見ている側としても、本当に安心して見ていられました。このマシンも、タイヤも、ゲイナーに来て初めて体験しました。その中で、かなり早い段階で優勝できたということで、今後良い方向に向かうのではないかと思います。次回以降、僕がちゃんと乗って走る時には、また再びここ(優勝会見)に来たいと思っています。