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バストアップしながらダイエットする秘訣

2015年05月04日 00:02  オズモール

オズモール

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肌の露出が増えるこれからの時季に向けて、ダイエットすることを決意している人は少なくないはず。でもダイエットをすると“胸からやせる”というイメージも。せっかくやせたのに、海のシーズンになっても「胸がなくてビキニを着こなす自信がない」なんてことになったら、どうしよう? しかし、下着コンシェルジュとして活躍する山田奈央子さんは「胸からやせてしまうのは、ダイエットのやり方に問題があります」と言う。

「食事を抜くといった食事制限によるダイエットをすると、摂取するエネルギー量が減るため、体は体内の脂肪を燃やしてエネルギーをつくり出します。このとき、やわらかい脂肪が先に燃焼されていくもの。ゆえに、全身の脂肪の中で最もやわらかい脂肪であるバストの肉が落ちてしまうのです」(同)

ではダイエットをしても、バストをキープするためには、夕食抜きといった極端な食事制限をせず、3食しっかり食べながらダイエットするのがベストだそう。

「乳腺の発達を促すといわれる鶏肉や大豆製品、乳製品など、良質のたんぱく質を積極的に摂り、炭水化物は控えめに。皮膚がハリを失うと下垂の原因になるので、皮膚の弾力を保つ働きがあるビタミンが不足しないように緑黄色野菜などを意識して食べましょう。さらに、ランニングやウォーキングなどの有酸素運動を日常的にすると、バストをキープしつつ、ほっそりした理想的な体型に近づけます」(同)

ただし体を冷やして血行が悪くなると、せっかく摂った栄養がバストまで行き渡らないことに。日頃からなるべく体を冷やさないようにするのはもちろん、効果的なのが、入浴中のケア。

「血流をよくするためには、これからの時季もシャワーだけですませずに、湯船につかって体を温めましょう。そこで、バストの内側から上側、外側、下側に向かって円を描くように撫でるマッサージを繰り返すと、バストの血流がよくなり、栄養がきちんと行き届くようになります」(同)

食べたい気持ちをガマンしてダイエットに成功したとしても、胸が減ってしまったら嬉しくないかも。健康的なダイエットでバストはしっかり残しつつ、手足やウエストはほっそりしたメリハリボディをめざそう!


山田奈央子
下着コンシェルジュ大手下着メーカーで下着の開発、企画に携わった経験をもとに下着コンシェルジュとして女性の内面の美を追求。下着セミナーを開催し、女性誌やTVで下着のアドバイスを行う。著書に『下着の品格』(カナリア書房)。