WEC世界耐久選手権に参戦しているトヨタは、シリーズ第2戦スパの初日にクラッシュで負傷した中嶋一貴について、新たな情報を発表。脊椎を骨折しているものの、「神経系の障害が残る心配はまったくありません」と明らかにした。
一貴は、スパ戦の初日となる4月30日、ウエットコンディションのフリー走行1回目の中で、8号車アウディR18 e-トロン・クワトロに追突するような形でクラッシュ。その後、現地の病院での検査で脊椎の一部に損傷が見つかり、そのまま入院。第2戦は欠場となることが発表されていた。
そして1日、トヨタは一貴の現状について新たな情報を発表。一貴は、脊椎の骨折箇所を固定されベットに寝た状態ながら、元気そうな様子を見せているという。また、脊椎を骨折したものの、脊髄にはまったく損傷はなく、神経系の障害が残る心配もないということだ。
また一貴自身も1日にブログを更新。見舞いに訪れたチームメイトとともに笑顔で写った写真を掲載するとともに、自身の現状については以下のように綴った。
「今は痛みもなく、ひたすら安静にとのことなのでベッドのうえで大人しくしていますが、心身共に自分でもびっくりするぐらい元気なので、前向きに治してできるだけ早く戻れるように頑張ります!」