2015年スーパーGT第2戦は2日、富士スピードウェイで午前8時50分から公式練習が行われ、GT300クラスはB-MAX NDDP GT-Rがトップタイムをマークした。
前日に引き続き、晴天に恵まれたスーパーGT第2戦富士の予選日。ゴールデンウイーク中の開催ということもあり、朝から詰めかけた大勢のファンの前で、午前8時50分から1時間45分間の公式練習がスタートした。
セッション序盤から、各チームは勢力的に周回を重ねていく。セッション開始から20分が経過しようかという所で、JAF-GT勢トップの10番手タイムを記録していたシンティアム・アップル・ロータスが最終セクターでマシンを停めたほかは、大きなアクシデントもなく、セッションは進んでいった。
セッション開始45分時点のトップタイムは、星野一樹がドライブするB-MAX NDDP GT-Rが記録。2番手にはAudi R8 LMS ultraが続き、以下GAINER TANAX SLS、GAINER TANAX GT-R、LEON SLSと続いている。上位10台はFIA-GT3勢が独占したほか、タイム差も10番手までが1秒以内に入る接戦となっている。なおJAF-GT勢のトップは、最終セクターでマシンを停めてしまったロータスの12番手だった。
セッション残り40分というタイミングで、11番手だったSUBARU BRZ R&D SPORTがJAF-GT勢トップとなる1分38秒442を記録し、5番手に浮上。またこのタイミングで、マネパランボルギーニ GT3が1コーナーを過ぎたあたりで、スロー走行。一度マシンを停めたものの、すぐにゆっくりとしたペースで動き出し、走行を再開している。
その後も上位5台の顔ぶれは変わらず。10時15分から10分間のGT300クラス占有走行の時間を迎えても、セッション序盤にB-MAX NDDP GT-Rが記録したタイムを更新するマシンは現れず、そのままセッション終了を迎えた。2番手は前戦岡山で表彰台を獲得したAudi R8 LMS ultra、3番手にはLEON SLSとなり、以下GAINER TANAX SLS、GAINER TANAX GT-Rとなっている。JAF-GT勢最高位は、5番手のSUBARU BRZ R&D SPORTだった。
上位10台のうち、8台がFIA-GT3マシンとなった今回の公式練習。ラップタイムやストレートスピードで苦戦を強いられるJAF-GTマシンだが、今回の富士は500kmの長丁場のため、燃費の良さを活かして巻き返せるチャンスはある。まずは両者の予選順位に注目だ。
スーパーGT第2戦富士のノックアウト予選は、午後14時15分より開始される。