今年のGWは5連休以上という人が多く、合間に有給休暇を取得して12連休にする人もいるようだ。仕事のストレスから逃れられる解放感から、つい浮ついた言動をしがちだが、それが家族から疎まれることがある。
5月1日放送の「ノンストップ!」(フジテレビ系)では、GWにハシャギすぎて家族の邪魔になる「ジャマ夫」について、スタジオで討論をしていた。ジャマ夫の問題行動は、休みに入る前から始まる。
「旅行に向けて計画的に冷蔵庫を空にしていったのに、テンション上がりすぎた夫が『連休バンザーイ』と言って、(出かける前日に)ホールケーキを買ってきた。食べきれないのに…」
男性陣は「旦那も嫁の喜ぶ顔が見たい」と擁護
これにはタレントの千秋さんが、「夫はバカなんだから…」とため息を漏らす。
「こっちは1週間前からちゃんと用意してるのに、誰が明日までに食べるんだよ」
スタジオにいる女性陣からも「それを1週間前にやってくれればいいものの…」と呆れた声がちらほら聞かれた。こういう行動を「ありがた迷惑」と言うらしい。しかし元木大介さんなど男性陣は黙っていない。
「旦那も嫁の喜ぶ顔が見たい」「景気づけのようなもので買ってきてしまう」
「ケーキを買ってもらったら嬉しいでしょ、それがたまたまその日だっただけだよ」
と夫を擁護する。「家族のこと思ってるんだから」と言いたいのだろう。
ツイッターに投稿された視聴者からの意見にも、「張り切るのは許してやってよwテンション低いよりずっといいじゃんww」「旦那さん、かわいいじゃん☆」などと、「ジャマ夫」扱いする女性陣に反論する書き込みが相次いだ。
オトコは「目の前のこと」に喜んでしまう習性がある?
連休が始まってからも、出かけた先で「ナビがついているのに従わず、勝手に別の道を進んで行き止まりで戻ってくることに」(30代妻)といった夫も。普段はいいところを見せられないので、張り切ったものの、空振りしてしまったのだろう。
一眼レフを買ったことが嬉しすぎて「何十枚も撮影しようとする夫」がいる一方で、「出発15分前まで寝ていて準備をしてくれない夫」や「タバコ休憩をやたらしたがる夫」など、やる気のない夫もいるようだ。
タレントのアンミカさんは、「目の前のことで喜ばせることはできるけど、その先の想像力に欠けている」と厳しく批判するが、これを受けて婦人公論の三木哲夫編集長は、「ジャマ夫」問題の背景には、男女の考え方の違いがあると説明した。
「男はGWのまさにそのときに盛り上がる。だからケーキとか買って喜んじゃう」
GWで頑張る夫の行動は妻からみたら「いい迷惑」なのかもしれないが、連休中に何もしてくれない夫と比べれば、嬉しい話ではないか。「家族サービスをしてくれているんだ」と思えば、はしゃぐ姿も可愛く見えるのかもしれない。
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