トップへ

容姿コンプレックス女子の、恋のはじめかた

2015年05月02日 00:02  オズモール

オズモール

写真
ファッションやメイクを研究して努力をしているものの、どうしても自分の容姿に自信が持てなくて、恋愛に臆病になってしまう…。そんなお悩みに対し、コラムニストの石原壮一郎さんは「多くの女性が抱えている“自分は美人じゃないから”という引け目は、ほとんどの場合思いすごしです」と指摘。

しかし、美人と評判の女性たちと比べると、やはり男性の反応は違うようだけど? 

「もちろん容姿がいいことをきっかけに親切にしてもらえるなど、得している人は実際いるでしょう。しかしそういった人は、人柄のよさがにじみ出ているなど、ほかにも理由があるはずです。そういったポイントを参考にしてみると、案外異性からの扱いに変化が現れる可能性は大いにあります。また、見た目の良し悪しの基準は個人差もありますから、“自分はきれいじゃないから”なんて思うともったいないですよ」(同)

仮に“美人”をイケメンに置きかえて。“イケメンなら常にモテモテで、いつも恋愛勝ち組か?”というと、そうでもない場合も少なくなさそう。

「合コンなどで美男美女がいれば、人気が集中する傾向はあるでしょう。しかし本当にその人と付き合いたいか? と聞かれれば、必ずしも全員がイエスと答えることはないでしょう。1対1の恋愛になるのなら、見た目のよさよりも親しみやすさなど、自分との相性を考えて相手を選ぶのでは?」(同)

男性が褒め言葉をかけてくれても「フォローしてくれなくても結構です」「誰にでも言ってそうですよね(笑)」なんて返したり、飲み会などの場で「どうせ私より、美人が声をかけたほうが嬉しいはず」と積極的に会話を振らないなど、親しみに欠ける振る舞いこそが、恋愛を遠ざけるいちばんの原因かも。

「昔の人は“女は愛嬌”なんて言いましたが、まさにそのとおり。にこやかな表情や相手を楽しませるリアクション、いつも上機嫌で気分にむらがないこと、相手の好意を素直に受け止めることは、顔の造作よりも男性の心を惹き付けるもの。容姿のコンプレックスは、そういった努力で埋めていきましょう」(同)

つまりは、思い込みによる諦めモードが、恋活にとっていちばんの壁。親しみやすさをキーワードに、内面からにじみ出る魅力に磨きをかけよう。


石原壮一郎
コラムニスト。月刊誌の編集者を経て、1993年に『大人養成講座』でデビュー。大人の新しい概念と可能性を知らしめ、“大人女子”へのアドバイスにも定評がある。社会人としての“大人力”を盛り込んだ恋愛アドバイスは、「実用度が高い」とOLたちからも大人気で、女性誌のさまざまな企画に登場するアドバイザーとして広く知られている。『大人の女力検定』(扶桑社文庫)など著書多数。最新刊『日本人の人生相談』(ワニブックス)も好評発売中。