ベライゾン・インディカー・シリーズにマニュファクチャラー参戦するホンダは、30日にインディ500から使用するスーパースピードウェイ用のエアロキットを公開した。
2012年から導入されているダラーラDW12は、シャシーの主要部分をダラーラが製作し、ノーズやウイングなどボディパーツを他のメーカーが生産できるというコンセプトで導入されたシャシーで、今季からホンダ、シボレーがエアロパッケージを各々開発。各エンジンマニュファクチャラーの使用チームが、それぞれのエアロキットを使用しレースを行っている。
ここまで4戦は、ロード・ストリートコース用のエアロキットが使用され、シボレー勢が3勝と速さを見せている。
5月24日に決勝レースを迎える伝統のインディ500からスーパースピードウェイ用のエアロキットが使用され、今回ホンダがそのエアロキットを公開した。
「我々のスーパースピードウェイ用のエアロキットを公開でき興奮しているよ。インディカー・シリーズのマニュファクチャラー競争が促進されるこの時代の最新のエレメントだ」とホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HDP)の代表を務めるアート・セント・サーはコメント。
「我々が供給するインディ用のV6エンジンに統合されるこれらのエアロキットは、最も重要なゴールであるインディアナポリス500を勝つためにチームやドライバーが必要としているものを探し、数千時間の調査、開発、そしてテストを行ってできた産物だ」
ロード・ストリート用とは異なり、フトントウイングは、より少ないコンポーネントでドラッグを減らし、リアウイングは“グライダー”のよな設計を採用。またリアウイングの主翼板は、スポーツカープログラムから引き継がれた“白鳥の首”がサポートしている。
日曜に行われるインディアナポリスのテストで走行が行われ、シボレーのスーパースピードウェイ用のエアロキットもその時に公開される予定だ。