ニュルブルクリンク24時間のエントリーリスト発表。今年は160台が参戦
2015年04月30日 20:50 AUTOSPORT web
今年は5月14日～17日に開催されるニュルブルクリンク24時間。F1も開催されるグランプリコースと、ノルドシェライフェ（北コース）を組み合わせた全長25km超のコースで争われるこのレースには近年、ドイツメーカーをはじめ、日本からGAZOO Racingやスバルなども積極的に参戦し、昨年は日本でも初めてテレビ生中継が行われるなど、国内でも注目度が高まっている。
エントリーリストによると、今年のエントリー台数は昨年とほぼ同じの160台。内訳は、総合優勝争いを繰り広げるSP9 GT3クラスが31台と最も多く、次いでポルシェ911（991／997）だけのSP7クラスが23台、BMW M235iレーシングによるCup5クラスが15台。TOYOTA GAZOO RacingのレクサスLFA Code Xが属するSP-PROクラスは、チーム・マンタイとクレマー・レーシングのポルシェ911 GT3の計3台。またレクサスRCとSTIのスバルWRX STIの属するSP3Tクラスは6台で、2連勝中のレーダー・モータースポーツは参戦を見合わせている。
SP9 GT3クラスの内訳は、アウディが新型R8 LMSを4台（チーム・フェニックスとWRTに各2台）とR8 LMSウルトラが3台の計7台、メルセデスベンツSLS AMG GT3が8台、BMW Z4 GT3が6台、ポルシェ911 GT3Rが3台とドイツ車が計24台に。アストンマーチン・バンテージGT3が2台、ベントレー・コンチネンタルGT3が3台と、イギリス車は計5台。そしてニッサンGT-RニスモGT3はシュルツ・モータースポーツとニッサンGTアカデミーチームRJNの2台が投入される。
今年設けられたSP-Xクラスには、VLN1にも出場したSCG（スクーデリア・キャメロン・グリッケンハオス）の003cというプロトタイプカーのようなスタイリングの車両も2台エントリー。SCGは2012年のP4／5コンペティツィオーネ以来3年ぶりのエントリーとなる。
日本人ドライバーの名前は、GAZOO Racingの53号車LFA（影山正彦／石浦宏明／大嶋和也／井口卓人）、187号車RC（木下隆之／佐藤久実／蒲生尚弥／松井孝充）、RJNの35号車GT-R（星野一樹）、アストンマーチンの50号車バンテージGT12（SP8クラス：桂伸一／山内一典）、STIの114号車WRX（佐々木孝太）、148号車ルノー・クリオ（SP3クラス：梅本淳一）、154号車ルノー・クリオ（同：奥村浩一／浜野彰彦）、トランジット・エンジニアリングの168号車BMW M3（V6クラス：大井貴之／山下潤一郎／関豊／加藤彰彬）、ボンク・モータースポーツの312号車BMW M325i（Cup5クラス：瀬谷隆／下島洋介）らがリストアップされている。
なお今年のニュルブルクリンク24時間はWTCC（世界ツーリングカー選手権）との併催。WTCCは1987年以来28年ぶりのニュルブルクリンク開催となるが、当時はグランプリコースを使用しており、フルコースでのレースは今回が初となる。フォーマット的には、2レースとも3ラップ（約76km）で行われることとなった。
なお、日本でもおなじみのトム・コロネルはWTCC（シボレー）とニュル24時間（メルセデス）の両方にエントリーしている。サポートイベントとしてADAC 24クラシック、独ポルシェカレラカップも行われる。また、前夜祭となる金曜の日没時にはピットウォークが初開催となる。
主なタイムスケジュール（【】内は日本時間）
14日（木）
11：30～12：30【19：30～20：30】／WTCCテストセッション
15：45～17：45【23：45～（15日）01：45】／ADAC 24h フリー走行
19：25～23：25【（15日）03：25～07：25】／ADAC 24h 予選1回目
15日（金）
8：15～9：15【16：15～17：15】／WTCC フリー走行1
9：30～11：30【17：30～19：30】／ADAC 24h 予選2回目
11：55～12：55【19：55～20：55】／WTCC フリー走行2
17：10～17：50【（16日）01：10～01：50】／ADAC 24h トップ30予選
18：20～19：20【（16日）02：20～03：20】／WTCC 予選
16日（土）
8：05～8：35【16：05～16：35】／WTCC ウォームアップ走行
11：15～12：00【19：15～20：00】／WTCC レース1
12：30～13：15【20：30～21：15】／WTCC レース2
16：00～【24：00～】／ADAC 24h 決勝スタート
17日（日）
16：00【24：00】／ADAC 24h 決勝ゴール
（Kazuya Minakoshi）
