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アナが「Style.com」のスタッフを解雇? ECサイトへの方向転換に業界人とファンは微妙な反応

2015年04月30日 19:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

公式サイトより
コンデナスト社傘下のファッションニュースサイト「Style.com」が今秋からECサイトとしてリローンチされることを受けて、ファッション業界と読者に驚きと動揺が走っている。発表から数日が経ち、SNSを中心にサイトの改編を惜しむ声が多く上がった。

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 コンデナスト社は「Style.com」をECサイトに転換する新事業に今後2~3年で約120億円の投資計画を明らかにしており、新サイトはネッタポルテ(Net-a-Porter)やモーダ・オペランディ(Moda Operandi)の競合になることが予想されている。ニューヨーク・ポスト紙のゴシップ版「Page six」によると、去年11月から「Style.com」を管轄していたアナ・ウィンター(Anna Wintour)が、公式発表の前日に同サイトのスタッフ全員呼び出しこれまでの謝辞を述べたが、その後人事によって新サイト「voguerunway.com」への異動あるいは解雇の通告がされたという。
 ファッション業界人の反応もメディアを通して発信されており、「Style.com」にも記事を掲載してきたライターのLAUREN SHERMANは、「FASHIONISTA」に寄稿したコラムの中で、「若手のデザイナーにとって『Style.com』にレビューされるのは登竜門のようなもので、デザイナーとしてのステイタスに関わることだった」とファッション業界において同サイトが果たした功績は大きいとし、「URLを残そうという意志は尊重するが、果たしてECサイトとしてやっていけるかのか疑問だ」とコメント。また、ファッションブロガーのブライアン・ボーイ(Bryanboy)は自身のインスタグラムで「『Style.com』が成功した要因は、オンライン上のくだらないもの(広告等)に邪魔されずにデザイナーのルックを見れる利便性にある。今をときめくジジ・ハディッド(Gigi Hadid)のメイクの手ほどきや、ケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)がランチに何を食べた、なんていうニュースを強制的見せられなくて済む純正なるファッションサイトだった!」とコメントを寄せ、デザイナーのコレクションを見るのに何回クリックすればたどり着けるかを検証した「Vogue vs Style.com」の動画を投稿し、「Style.com」のサイトとしての機能性の高さを強調した。   SNS上では、ECサイトの開設を歓迎するファンは少数にとどまり、改編に対して後ろ向きな声が多く上がった。「時代の終焉、ひどく失望した」「利益こそ低いかもしれないが、内容が充実したウェブコンテツをECサイトに無理やり変えてしまうのは残念」などのコメントが現在までに寄せられている。「Style.com」は今秋までニュースサイトとして運営され、その後ECサイトとして再始動する。