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エルメス"発想の実験室"「petit h」スタート、方眼紙に着想得た特別空間に

2015年04月29日 17:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

petit h Image by: Fashionsnap.com
「エルメス(HERMÈS)」の"発想の実験室"から生まれたコレクション「プティ アッシュ(petit h)」が、エルメス銀座店に上陸した。空間構成を担当したグラフィックデザイナー服部一成が方眼紙に着想を得たという1階の店舗空間では、「プティ アッシュ」のオブジェを多数展開している。

エルメスの機能的なオブジェそろう「プティ アッシュ」の画像を拡大

 「プティ アッシュ」は、「エルメス」が所有するさまざまな素材と、アーティスト、デザイナー、異なるメチエ(部門)の職人の技が出会い、独創的で遊び心あふれるオブジェを生み出している。2011年以来4年ぶり、日本では2回目の開催となる今回は、初回開催を越えるバッグやジュエリー、ウェア、家具をはじめとした様々な1点もののオブジェが上陸。なかには、パリを拠点に活動する河原シンスケによるフロシキ・ジュエリーケースや、プロダクトデザイナー 藤城成貴によるボトル《ジグザグ》など日本人クリエイターによる和を感じさせるアイテムもならぶ。
 来日したエルメス家第6世代のパスカル・ミュサールはアーティストやデザイナーをアトリエに招き、「機能というものを持った"使えるオブジェ"を作ってくださいね、とお願いするんです」と制作過程にふれ、「1つのオブジェが私達や皆様に語りかけるものであってほしいと思っています。夢が有り、愛され慈しまれ、次の世代へと受け継いでもらえるようなオブジェであってほしい、そんな想いから生まれているのです」と「プティ アッシュ」の発起人としての想いを語った。
 会場に訪れた服部一成は、「会場を手掛けるにあたり『プティ アッシュ』のアトリエに行ってきたのですが、様々な素材が混在していてまさにクリエイティブな場所でした。そういった場所から生み出されるモノへのメタファーとして方眼紙をモチーフに選び、エルメスカラーが映えるブルーを採用しています」とコメントしている。
petit h 概要期間: 2015年4月29日(水)~5月17日(日)会場: エルメス銀座店1F(ソニー通り側) 東京都中央区銀座5-4-1時間:11:00~20:00(日:~19:00)