世界ラリー選手権第4戦アルゼンチンで、WRC初優勝を遂げたシトロエンのクリス・ミークは、アクシデントを避けるため慎重に走行しており、表彰台をゲットする期待はしていなかったと語っている。
ここまでの3戦でクラッシュもあったミークの第4戦の目標は、シトロエンにしっかりとポイントを獲得することだった。
「僕が欲しかったのはポイントだよ。トラブルなくフィニッシュし、5番手から6番に入りたいと考えていたんだ。優勝は、ちっとも考えていなかったよ!」
「2015年は、フィニッシュラインを通過することができていなかったし、マニュファクチャラー選手権でのポイントを得ることが重要だった」
今季厳しいシーズンスタートを切ったミーク。第3戦メキシコと第4戦アルゼンチンの間の6週間の間に、自身を見直す時間があったようだ。
「ドライビングには自信があった。けど、何かが僕のラリーの勝利を止めていたんだよ。僕は今季何かを達成しなければならないことを分かっていたよ。1年間の経験があり、たくさんの仕事と努力をして、自身にプレシャーを与えてきた」
「メキシコとアルゼンチンの間の長い休暇が、僕を助けてくれたね。頭をクリアにでき、ここには新たなペースノートを作るため白紙の状態で来ることができた」
マッズ・オストベルグが2位に入り、2012年以来の1-2フィニッシュを達成したシトロエン。
「僕のまわりは、とてもいいヤツばかりだよ。僕たちが、とても強いクルマを持っているかっていう質問はなしにして、ここのロードはかつてない過酷な道だったけど、クルマにはひとつも問題がなかった。チームと彼らの経験を信用しているんだ」