26日に行われたドイツF4選手権の開幕戦オッシャースレーベンで、元F1王者ミハエル・シューマッハーを父にもつミック・シューマッハー(ファン・アメルスフールト・レーシング)が第3レースで見事に総合優勝を飾った。
前日の第1レースをルーキー最上位の9位でフィニッシュしたミックは、この日の午前中に行われた第2レースこそ12位(20番手スタート)に終わったが、第1レースのリバースグリッドが採用された午後の第3レースでは全18周をすべてトップで走りぬき、四輪デビュー戦でキャリア初優勝という快挙を達成した。
レースを2番グリッドからスタートしたミックは1コーナーで早くもトップを奪うと、オープニングラップから序盤をリード。その後、中盤もトップを守り続けたミックは、レース終盤にチームメイトのジョーイ・モーソンの追い上げを受けたが、最後は0.5秒差で逃げ切って初のトップチェッカーを受けた。
この結果、ミックはドライバーズ選手権で27ポイントを獲得し、堂々のランキング5位につけたほか、ルーキークラスでは首位となった。
なお、ミックのチームメイトでレッドブルF1チームの最高技術責任者であるエイドリアン・ニューエイの息子、ハリソン・ニューエイは第2レースで13位、第3レースは27位に終わり、合計6ポイントで選手権順位は12位となっている。
次戦、第2戦のレッドブルリンク(オーストリア)は、6月5~7日のスケジュールで開催される。