今シーズンのル・マン24時間耐久レースにポルシェから参戦するニコ・ヒュルケンベルグが先週、初参戦に向けたシミュレータートレーニングを受けた。その模様を収めた動画も公開されている。
今シーズンもフォース・インディアからF1に参戦しているヒュルケンベルグだが、加えて今年はポルシェ919ハイブリッドを駆ってル・マン24時間のLMP1クラスにも参戦することが決まっている。
ル・マン24時間では、初参戦のドライバーや過去5年以上参戦のなかったドライバーにシミュレーターでのトレーニングなどを義務付けている。今年がル・マン初参戦となるヒュルケンベルグは、F1バーレーンGPとポルシェでのテストの合間に、サン・ピエール・デュ・ペレを訪問。AOTec社製のシミュレーターでトレーニングを受けた。
ヒュルケンベルグはここで、合計3時間のシミュレータートレーニングに臨み、コースレイアウトやマーシャルポストの位置の把握に加え、トラフィックの処理の仕方や、セーフティカーやスローゾーンでの手順、そしてコース内でのグリップの急激な変化への対応などのトレーニングを行った。このレポートは、AOTec社からACOへと送付されることになるという。
テストを終えたヒュルケンベルグは、トレーニングも楽しんだものの、本当のル・マン24時間が待ちきれないのだと語った。
「ここ4~5年間、僕は耐久レースにすごく興味があったんだ。とりわけ、ル・マン24時間にね。(サルテ)サーキットでのチャレンジの中で、自分を試してみるのが待ちきれないよ!」