WRC世界ラリー選手権第4戦アルゼンチンは25日、SS2~6のデイ1が行われシトロエンのクリス・ミーク(シトロエンDS3 WRC)が初日首位を獲得した。今季、開幕から3連勝しているセバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)は、SS2走行中にマシントラブルが発生しデイリタイアを喫している。
■シトロエン・トタル・アブダビWRT(シトロエンDS3 WRC)
クリス・ミーク/総合首位
とても難しい1日になるだろうとは思っていた。経験豊富なドライバーにもアクシデントが起きるイベントだからね。
僕たちのマシンは完璧だったよ。路面がかなり荒れていたけど、マシンの中は快適と言ってもいいくらいだったし、タイムも素晴らしかったね。このまま自分のドライブに集中したい。今のところすべて順調だから、このまま戦っていけたらいいね。
マッズ・オストベルグ/総合2番手
ラリー前に立てた計画通りに走るように心掛けた。リスクを冒さず、自分のペースで走るようにしたんだ。
こんなに難しい日を2番手で終えることができて満足している。この調子で残りのラリーも走って行きたいね。
■フォルクスワーゲン・モータースポーツ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)
ヤリ-マティ・ラトバラ/総合3番手
僕だけでなく、チーム全体にも色々なことが起きた1日だった。予想していたとおり、マシンにもドライバーにもタフな路面コンディションだったね。
SS5を走っている最中に、パワートレインにトラブルが起きてしまった。まともに走ることができない状態になってしまって、クリス・ミークに1分近く離されてしまった。
明日は2台のシトロエンにプレッシャーを掛けられるようにプッシュしていくよ。まだラリーは始まったばかりだし、今日のようにラリーは何が起きるかわからないしね。
■セバスチャン・オジェ/総合34番手
SS2を走りだした時は順調だったけど、10kmを過ぎたあたりで突然パワーがなくなった。エンジン音もいつもとは違っていたよ。結局、フィニッシュ地点の7km手前でマシンを停めざるを得なかった。
アルゼンチンで勝つチャンスを失ってしまったけど、これもモータースポーツだ。チームは素晴らしい働きをしてくれているし、今季の大会は今のところすべて勝利している。今日は運がなかっただけだよ。
■ヒュンダイ・モータースポーツ(ヒュンダイi20 WRC)
ダニ・ソルド/総合4番手
どのドライバーにとっても難しい1日だったから、4番手という結果には満足すべきだろうね。今日最後のステージでトップタイムを出すことができたしね。
SS2のフィニッシュまで15kmの地点で、パワーステアリングが壊れてしまった。SS3を走りきるまで、パワーステアリングなしで走ることになったから、かなり辛かったよ。大きくタイムを失ったしね。
長くてタフなラリーが、あと2日間続く。集中して戦っていくよ。まだ表彰台を狙える位置にいるからね。
■Mスポーツ
エルフィン・エバンス/総合5番手
いい1日を過ごせたよ。去年より成長していることを見せられたんじゃないかな。
SS3の最後にステアリングを壊してしまったけど、SS3の後にサービスが設定されていてラッキーだった。メカニックが素晴らしい仕事をしてくれたよ。
手ごたえを感じた1日だったし、リタイアせずに走ることができた。明日もタフな日になると思うけど、バトルをするのが楽しみだ。